フィットネスクラブで働くトレーナーblog

フィットネスクラブでパーソナルトレーニングをしているトレーナーです。トレーニング関連の話、フィットネス業界の話、健康関連の情報・ニュースなどについて書いています。

フィットネスが日本で定着しない理由

今や電車の各路線一駅ごとにあるといってもよいフィットネスクラブ(スポーツクラブ)ですが、日本のフィットネス人口(参加率)は3%だという調査結果があります。

日本中にあるフィットネスクラブですが、それ利用する人の割合は、日本の全人口の3%しかいないということです。

これは明らかに少ないと言えます。アメリカの場合は10%、つまり全人口の1割が

フィットネスクラブを利用していると言われます。

 

なぜ、ここまで日本のフィットネス人口は少ないのかを考えると、日本の医療制度がとても優れたシステムだからではないかと考えられます。

保険証一つでだれもが一定水準の医療を受けることができ、電話一本で救急車がすぐに駆けつけてくれて、しかも無料。

このように優れた医療制度が整っているせいで、

医療においての一番重要な「予防」という考えが日本では定着していないのではないでしょうか?

 

アメリカの場合、病気やケガで救急車を呼ぶと高額な費用がかかり、さらに健康保険のような制度のなく、民間の保険会社の保険しかないため、加入していない人はすべて実費負担で医療費を払わなければなりません。

「ケガをしたら、病気になったら、エライお金がかかる!」

「だからなるべく病気にならないように、ケガをしても被害を最小限にできるように、

身体を丈夫にしておこう。そのために運動をしよう!」

という発想になるので、それが10%という数字の背景になるのではと思います。

 

日本の場合はどうか?

酒の飲みすぎ、たばこの吸いすぎで、健康診断の判定も最低基準。

コレステロールが高く、血圧も高い。

こういう人はほぼ確実に医者から「運動してくださいね」と言われるはずです。

しかし、多くの人はやりません。

「いや~、医者から運動しろって言われてるんだけどねぇ、

酒やめろと言われるくらいなら不健康でいいよ」などと言って結局運動をしません。

さんざん医者から「運動ですよ!予防が大切!体重落として!」と言われても言われてもやりません。

そして体を壊し、ボロボロになった時にまた医者に掛かるわけですが、ここで

日本の優れた医療制度があるため、なんだかんだで助かってしまうことが多いのです。

当然、もはや手遅れという場合もありますが、

「なんでこんな状態になるまでほっておいたんですか?」なんて言われて

ギリギリのところで医者が命を助けてくれます。

お金もかかりますが、それでも3割負担。そのほか色々手を尽くせば

医療費の自己負担を少なくすることができます。

 

このように見てくると、死にそうなところまで行っても結局は助かる。

費用も安く抑えられる。となります。

 

頑張って予防しなくても、体を鍛えなくても、運動しなくても、

日本の医療制度があれば大丈夫!!

 

日本の医療がそれだけ優れていることは素晴らしいことですが、その優秀さに依存しすぎるあまり、医療費が増え続けているのではないでしょうか。

そして運動できる施設が増え続けているのに、参加者が増えていないのではないでしょうか?