スポーツジムで働くトレーナーblog

フィットネスクラブでパーソナルトレーニングをしているトレーナーです。トレーニング関連の話、フィットネス業界の話、健康関連の情報・ニュースなどについて書いています。

やめておいた方がいい習慣

一般的なフィットネス(健康)目的としてのトレーニングで何がもっとも大事か

というと、間違いなく「下半身の筋力」「脚の筋力」だと言えます。

 

どうしてもお腹回りの脂肪が気になってそれを落としたいという人が多いのですが

優先度は「脚を鍛えること」の方が高いのです。

人間以外の動物で考えてみても、お腹というのは「やわらかくてたるんでいる」ことが

ほとんどです。

犬や猫もお腹はふにょふにょですよね?

もっと大きな動物、牛、馬、豚、カバ、キリン、ライオンなど色々な動物をイメージするだけでも「お腹はやわらかい」ことが想像できると思います。

そして同時に、脚が丈夫な筋肉質だということも想像できたでしょうか?

犬~ライオンまで挙げてみましたが、そのどれもが丈夫な脚、筋肉がしっかりついている脚を持っています。

 

こう見てくると同じことがヒトにも当てはまることはわかりますね。

多少お腹は出ていてもいいから、脚は丈夫にしておく方がフィットネスという観点から見るとメリットが大きい、では脚の筋力を「衰えさせるもの」は何か?

 

答えは加齢ではありません。「自動車」です。

自転車と歩くことは脚を動かしますが、車は違います。

椅子に座って、体がとても楽をした状態での移動なのでまったく脚の筋活動が見られないのです。

だから「楽」なので、車で出かける癖がついてしまうと厄介なことになります。

ほんの10分歩けば行ける距離にあるコンビニやスーパーに車で行くようになります。

ほんの20分自転車で行けるレンタルビデオ屋に車で行くようになります。

こうして出かけるときに何かにつけて車で出かけてしまう癖がつくとびっくりするくらい脚の筋力が低下します。

 

ちょっと階段を上がっただけでもすぐに息切れしますし、野球のキャッチャーのような姿勢でしゃがんでもらうと自力で立てなかったり、またはしゃがめなかったりします。

 

クルマを使うことが多いと感じる人は自分の脚力、下半身の筋力テストとして、

キャッチャーのようにしゃがめるか、

しゃがめたなら、そこから楽に立ち上がれるか

やってみてください。

 

できなかったらヤバいですよ。