フィットネスクラブで働くトレーナーblog

フィットネスクラブでパーソナルトレーニングをしているトレーナーです。トレーニング関連の話、フィットネス業界の話、健康関連の情報・ニュースなどについて書いています。

ほんのわずかな差のためにはもう禁止薬物くらいしかない

今日は以前からメディアで逮捕がささやかれていたタレント女医の脇坂英里子という人がついに逮捕されました。その罪である診療報酬詐欺についても書こうかと思いましたが、その数日前に報じられたシャラポワのドーピングについて今回は書きます。

www.nikkei.com

ドーピングというのは「使用禁止指定がなされている薬物を使った」ということですね。ルールを破ったということですから、これは言い逃れもできないし大会の実行委員等が定めている罰則が適応されるということで、構造はシンプルです。

 

ですが、私が気になるのは「ドーピングをする」という行為です。もちろん違反ですし悪いことですからいけないことなのですが、その「禁止薬物を使う気持ち」というのはなんとなく理解できます。

フィットネス業界やボディビルの世界でも「コンテスト」というものがあります。スポーツで言えば「試合」や「大会」などに相当するものです。こういった場で優勝する、上位に入賞するというのは「他の参加者よりも優れている」とみなされるということです。コンテストの場合は審査員という人たちの判断によるところもあるので、公平なジャッジではないと客席からブーイングが出ることもよくあります。

テニスなどのスポーツでは「勝敗」という形でその優劣がはっきりと付きます。

 

さて、試合で勝つ、またはコンテストで優勝するということを目的とした場合、必要になってくるのは他の参加者、選手との「差を作る」ということです。

どちらも「持って生まれたその人の資質や才能による」ということもありますが、筋力の差、体力の差、練習量の差、技術の差、冷静な精神状態を保てるかの差など色々なところでライバルとの差をつけていかないと勝つことはできません。

そのために出場者たちは、ライバルに少しでも差を付けようと「ありとあらゆること」を練習に取り入れていきます。日々の生活中にも取り入れていきます。

トレーニング方法、サプリメント、食事の仕方、身体のケアなど様々です。

 

あらゆるスポーツ、コンテストでそれもシャワポワが出場するような世界レベルのものとなると、そこに参加してくる選手というはそういった「ありとあらゆること」をお互いにやりあっている者同士であり、その者同士でほんのわずかな差を比べあうことが「試合」であり、その結果が「勝敗」となるわけです。

陸上競技場なんてまさに1秒以下の争い、数㎝の距離の争いです。

 

トップクラスのコーチがついて誰よりも練習し、

トップクラスのトレーナーを付けて誰よりもトレーニングし、

そうやって人生のすべてをその競技に捧げている人たちが集まってくる中で、そこで他より差をつけるとなると「もうドーピングくらいしか手はない・・・」という考えに至るというのは私は理解できます。

フィットネスクラブで最新のマシンでトレーニングした、とか

A社が新発売した疲労回復サプリメントを飲んだ、とかそんな程度の話ではありませんからね。