スポーツジムで働くトレーナーblog

フィットネスクラブでパーソナルトレーニングをしているトレーナーです。トレーニング関連の話、フィットネス業界の話、健康関連の情報・ニュースなどについて書いています。

実体験こそが本物の情報になる

フィットネス業界関係者の友人がそれぞれ、ベストボディジャパンというカッコイイカラダコンテストに出場し、もう一人はボディビルに出場予定 ということで、いわゆるボディメイクをかなり真剣にやり込んでいる状況です。

 

この二人に話を聞くと、筋肉・トレーニング・食事・減量などのテーマで話が付きません。あっという間に時間が過ぎていきます。

この「実体験する」というのはトレーニングに限ったことではありませんが、ネットや教科書には出てこない+最も価値のある情報だと思っています。

 

ボディメイクというのは筋肉を太く・大きくして、そこから極限まで体脂肪を減らすということになりますが、そこに無限に広がるような「やり方」「メソッド」というようなものが存在します。

トレーニング方法はもちろんですが、やはりここでも話が尽きなくなるのは「食事」です。

何を食べたら筋肉が付いた、いつ食べたらよい感じだった、どのくらいの量を食べたら体重が増えた、ジャンクフードでも効果があった・・・などなど、栄養の摂取量とタイミングに関しては本当に細かい話になります。ここにプロテインやその他サプリメントの要素も加わると一日中その話だけしていられるような状態になります。

 

なぜここまで話が尽きなくなるのかというと、「その人に合った食事」というのが人それぞれかなり細かく決まっているということ、そしてボディメイクが上手くいくというのはそういった「自分に合った食品・食べ方・量」をいかに早く見つけ出すことができるか、言うなれば「私はこれで体が変わった!」という食品と巡り合えるかどうかということになります。

そしてその「巡り合い」にたどり着くためにありとあらゆるトレーニング方法と食事方法を試して、トライ&エラーをひたすら繰り返していく作業がボディメイクだとも言えます。

 

筋肉を付けたければ「体重×2g」の量のタンパク質を摂るとよい、というのはトレーニングの教科書に書かれているような業界的にはあたりまえの内容ですが、それを愚直にやってすぐに筋肉が付く人もいれば、全然ダメという人もいます。

体重×3gにしているという人もいるし、×2gでも摂取のタイミングを変えてみたら上手くいった人もいます。

 

共通概念として「タンパク質を積極的に摂取する必要はある」ということに変わりはありませんが、人それぞれのピンポイントでヒットする部分というのは違っているため、あの人はこれでうまくいったけど、私はイマイチ ということがよくあります。

当たりさえすれば「ロングブレス」とか「ビリー隊長の指導」でも痩せるし、当たらなければどれだけ世間的に支持されていることでも効果を実感できないはずです。

 

実践とトライ&エラーの繰り返しこそが最強の情報です。その情報を持ってるトレーナー如何に巡り合えるか、がフィットネスクラブの会員さんにとって効果が出るか出ないかの分かれ目になると思います。