新型コロナウイルスの影響が止まることを知らない状況です。
こんな状態になるなんて誰も想像しなかったでしょう。
「自粛要請が出てるけど、かかる時はかかるからしょうがない」などと外に遊びに出てきた繫華街で顔出しでインタビューに答える20代の女性もいるようですが、それならいざ感染しても一切の医療機関を受診せず、自分の力でどうにかしてほしいと思います。
新型コロナウイルスに限らず、風邪でもインフルエンザでも
対処は大きく分けて二つ、「予防するか、治療するか」ですね。
インフルエンザについては治療法がある程度確立されているので、罹ってしまっても何とかなることがイメージできますが、新型コロナウイルスは約8割の人には症状が出ないことがわかっていても深刻な状態になってしまう人もいて、残りの2割に該当してしまうかもという恐怖と、自分は大丈夫だろうという楽観の二つが入り混じっているのが現在の日本(主に東京)ではないかと思います。
さて、予防法としてみんなが群がっているのがマスクですが、実際は予防というよりも電車やそのほか、人が集まる場所でくしゃみや咳をしても誤解を招かないようにというイメージ作戦として利用しているように感じます。
根本的な予防はやはり免疫ということになり、その場合どうしても必要になるのが睡眠ではないかと思います。
なかには「寝なくても大丈夫」とか「短時間睡眠でも大丈夫」といった意見があり、実際に睡眠時間というものは個人差が大きいため
「どのくらいの時間を寝るのが良いのか」というのは統計的なデータ(〇時間寝る人たちは〇時間の人に比べて長生きだなど)で語られることばかりで、直接的な判断は誰もができていないのが現状です。
一般的に睡眠時間のみに着目すれば、7~8時間が良いとされていますが
科学的でもなくシンプルに考えればそのくらいの時間は必要だろうということは自然に推測できます。
というのも、一般的に人間が朝起きてから積極的に活動する日中の時間というのはおおよそ8時間くらいだからです。
個人差はありますが、早い人で朝5時、遅い人でも9時前後に目を覚まし、そこから体を活動モードにして仕事などハキハキと動ける状態になるまで1時間はかかるでしょう。当然、仕事の時間や日中の活動を終えて夜も何かする場合もありますが、どこかのタイミングで食事や昼寝などの休憩タイムは取るはずです。
つまり多くの人が最も活動的になるのは9時~15時、または10時~18時くらいになるはずです。
この時間は身体が起きていて、神経も敏感になり、脳が活発になります。
身体を動かすため筋肉も活動しますから、「その時間分の休み時間」をどこかで作らないとプラスマイナスゼロにすることができません。
人間が(多くの人)が最も活動的でいられる時間が7~8時間であり、それを超えると過度の疲労がたまります。そして「その動いた分」を帳消しにする「動かない分」を意図的に設けないと疲労が返済されないままになります。
睡眠負債などと最近は表現しますが、長時間労働に見合った休む時間として一定時間の寝る時間は必要になるということは自然に理解できます。
身体、または脳などを活動させた分だけの休む時間が必要で、それが7~8時間というものになるのだと思います。