フィットネスクラブにはスイミングプールが付いているものが多く、ランニングマシンも数多く置いてあります。
なので、記事のタイトルのような質問をフィットネストレーナーは
高頻度で受けます。
「泳ぐのっていいですか?」の正体は
「痩せるために泳ぐのは効果的ですか?」ということですね。
さらに言えば
「食事制限するの嫌なので代わりに運動でカロリー消費を増やすことでやせることを狙っているんですが、そのために泳ぐのっていいですか?」です。
「走るのっていいですか?」の裏にも同じ正体が潜んでますね。
この質問に誠実にお答えすると「やらない方がいいですよ」となります。
脂肪を落としたいなら、食事制限をすること が何よりも重要です。
「野球が上手になりたいんだけど、サッカーをやるのはいいですか?」と訊かれたら
「いや、野球の練習しましょ!」となりますよね?
「数学の成績を上げたいので、歴史の勉強をするのっていいですか?」なんて訊かれたら「ん?キミ、頭おかしいの?」くらいに感じてしまうでしょう。
「痩せるために運動でたくさんカロリーを消費させよう」という行為は、それらたとえ話と同じくらい「的外れな質問」なんです。
運動による消費カロリー 等で検索してもらえれば色々情報が出てくると思いますが
人間が運動で消費するカロリーは我々が想像するよりもかなり低いのです。
「こんなに頑張ったのにこれだけ?」というくらいです。
水泳は全身運動ですから、カロリー消費量は非常に高いと言えますが、
「1時間のクロールを真剣にやり込む」くらいでようやく1300㌔㌍くらいを消費します。自分のペースでのんびり泳いでいるくらいでは消費されません。
そして水泳によるカロリー消費でやせようと思ったら、
その「1時間の真剣なクロール」を毎日やる必要があります。
やったとしても帰ってからお酒を飲んでお腹いっぱい食べてしまったらパアです。
この様に見てくると運動によるカロリー消費でやせることは
「理論上可能」ですが、「実際に行うことは非常に難しい」となります。
それだったら食事を低GI食に代える方がずっと簡単で効果的です。
痩せたいなら食事の見直しをしましょう。