筋肉質な体を作ることに欠かせないものはタンパク質です。
このことはもはや当たり前の感覚で多くの人が知っていることだと思います。
ですから肉を食べたり、プロテインを飲んだりすることは筋肉をつけることにつながります。
しかし、注意するべきなのは、普段の食事で肉などを多めに食べるくらいでは
筋肉はついていきません。
さらに言えば、タンパク質よりも糖質や炭水化物を摂取する方が筋肉はつきます(脂肪も付きます)。
ではなぜタンパク質摂取が重要かというと「筋肉を減らさないため」に必要なのです。
筋肉=ガラスのコップ
筋肉内のエネルギー(グリコーゲン)=コップの中の水
として考えてみます。
人間のカラダは日々、脂肪や筋肉などからエネルギーを使って生命維持をしています。
心臓を動かしたり、体温をキープしたり、体に入ってきた雑菌やウイルスを取り除いたりと、人体はほうっておいてもエネルギーをどんどん使います。
人体は脂肪だけでなく筋肉自体も分解してエネルギーにしているので
ほうっておくとガラスのコップにはどんどんヒビが入ってボロボロになるように、どんどん筋肉が減っていきます。
このスピードは我々が持つイメージよりもかなり速く、丸一日ベッドで寝ているだけで
約2%も筋肉は減るという実験結果もあります。
(少ないように見えますが、かなりの量です)
ですから、筋肉は増やすのではなく、「まずは減らないようにする」ことが必要で
そのためにタンパク質の摂取は欠かせません。
その基準は「体重×約1g/日」と言われています。
つまり60kgの人ならそのままグラムに直して60gのタンパク質が1日に必要で
それを毎日キープしなくていけないという結構厳しいものなのです。
少し調べれはわかりますが、サプリメントに頼らず、60gのタンパク質を摂取することは非常に難しいです。ですからプロテインを飲むほうが手っ取り早いわけです。
まずはプロテインを飲む習慣をつけて、筋肉が「減らない状態」を作りましょう。
筋肉が減らないということはコップにヒビが入らず、丈夫な状態を保てているということになりますね。
であればそこにはより多くの「水」を入れることができます。
多くの水が入るということは筋肉が大きくなるということですね。
筋肉をつける!ではなく、筋肉を減らさない!という意識を持ちましょう。