ゴルフの練習に余念がない人たちがいます。
毎日、毎日打ちっぱなしやスクールに来て、何球も球を打って微妙なスイングの角度や手首の返しやら、いろんなことを研究しています。
でも「ゴルフができるような体の状態」をキープするためのトレーニングや、身体のケアに、ゴルフと同じくらいの時間とお金を時間をかけている人はどのくらいかと考えると、その割合はは極端に少ないという印象があります。
ゴルフを例に挙げていますが、このほか色々なスポーツでよりよい成績を
出すためにどうするかという質問をフィットネスクラブのトレーナーは受けることがありますが基本的な回答は同じです。まずは「健康的な身体」を作るということです。
スコアアップしたいならまず
脂肪がたっぷり詰まったそのお腹を凹ませる方が先なのではないでしょうか?
もっと遠くまで飛ばしたいなら
せめて足を開いて体を前に倒しても「痛い!」とならないくらいの柔軟性を付けた方が
いいんじゃないでしょうか?40キロくらいのバーベルを担いだだけでヒィヒィ言っちゃうような
筋力不足をどうかした方がいいんじゃないでしょうか?
練習をやり過ぎてを次の日、腰が痛くなるなら
自分でストレッチをするとか習うとか、マッサージでも受けるなどといったことをしてみましょう。
そんなことを一切しないで、家帰ってビール飲んでるだけなんてどれだけ身体に悪いことをしてるか自覚する方がいいです。
何もスポーツや運動に限ったことではなく、
自分の子供が怪我や病気になったら、どの病院がいいか、ちゃんとした先生がいるのか、ネット検索したり友達に聞いて回ったりして詳しく調べようとするお母さんが、自分のケガや病気の時はその辺の適当な病院や治療院に入って、白衣を着てるというだけでその人の話を鵜呑みにして言われるがままにお金を払っちゃうのはおかしいんじゃないですか?とも言えますね。
自分の子供がお腹の中にいるときは、「子供の身体に悪い」という理由で、タバコをやめて、酒もやめて、ジャンクフードもやめて、マタニティエクササイズまでやってたくせに、子供が生まれてほんの数か月~1年くらいですぐにタバコを吸いだして、スーパーの弁当を食べだして職場の仲間と飲み会に行きだして、ろくに運動もしなくなるなんてまるで健康診断の日に合わせて酒を飲むのをやめて、検査が終わったとたんすぐに酒を飲みだすようなもんですね。
服装、髪型、乗る車、など自分の外側は大事にするくせに、食べ物、飲み物、身体のケア、などにはまったく興味なし。
「自分への扱いがいちばん雑」になっていませんか?
まずはそこを変えてください。それからです。