今回起きたタレント女医の診療報酬不正受給のニュースを受けて、ということもありますが、それ以前からずっと「フィットネスクラブこそ保険適用にするべきだ」という意見を私は持っています。
あらゆる「医療」や「治療」といった人体の健康や生命にかかわる病気、けがに対する最善の処置というのは「予防」です。
そもそも病気にかからない。
かかったとしても最小限の被害に食い止める。
これが最高の「医療」であると思います。
ではその予防にはどんな方法があるかというと「運動」です。
その中でも「筋力トレーニング」、特に下半身の筋力を強化しておくことによって加齢や老化からくる様々な弊害、病気にかかるリスク、けがのリスクを減らすことができるということはここで改めて書く以前にずっと前から言われ続けていることです。
転んだり、どこかに体をぶつけることによるいわゆる外傷というものは、自分でどうにかできない場合もありますし、予防するというのは難しいでしょうからそれは仕方ないとしても、それ以外の内科的疾患や生活習慣病などは、「とりあえず筋トレ」をして「とりあえず歩いとく」という程度の運動でも予防が可能です。
つまり、自分でどうにかできるということですね。
すなわち
スポークラブ、フィットネスクラブ、ジムなどに入会して継続的に運動を続けている人は一番効果的な医療であり、最も価値が置かれるべき「予防」という行為を行っている人だと言えます。こういった人たちが仕事をして、社会保険や国民健康保険という形で国や組合に払っている保険料が、予防という努力を全く行っていない人が病気にかかった際の保険に適用されてしまうというのは、なにかおかしなものを感じます。
ふるさと納税によるプレゼントが豪華なことが話題になりますが、同じようにフィットネスクラブで運動して、病院などの医療機関にかかることがない、または極端に少ないという人たちには、「納めた保険料の還付」というものが適用されてもいのではないかと思います。
マイナンバーが国民一人一人に割り振られましたが、フィットネスクラブの会員証もその人がどれだけクラブを利用しているかなどの個人情報は記録されるはずですし、どうせならその制度を上手くマイナンバーとからめて、「フィットネスクラブの会員として定期的に運動している」ということを「医療費削減に協力している」という非常に価値ある行為としてみなしてもらうようにできないでしょうか?
「予防」に勝る「医療」はないはずです。
その「予防」は「運動」で可能です。そこに最も価値があることを理解するべきです。医者がエライのではなく、医者にかからないようにしている人が本当の意味で偉い人なはずです。