プロレス団体の新日本プロレスとWWE、そして総合格闘技団体UFCの3社が
「1000円前後の月会費」を払えば各社の試合が見放題になるサービスを始めています。
スカパーという有料チャンネル形式で、それらをまとめて放送する会社が以前はそれをやっていましたが、各社それぞれが自前でそのサービスをやるようになりました。
電話会社も以前は複雑な料金プランばかりが目立っていましたが、各社とも月2200円くらいで通話し放題というプランが主流になっています。
(もっと安くできるだろと思いますが)
著名人や有名人でも個人で月々数百円程度の会費で有料メルマガをやっている人もかなりいます。
携帯サイトのような以前からあったサービスもありますが、ここ数年で
「月〇〇〇〇円で使い放題!」
という形式のサービスが目に見えて増えてきているように感じます。
スマホのニュースアプリなんかはこの料金体系のものばかりです。
この料金形態、支払い方法による商売のやり方の元祖とも言うべきものがフィットネスクラブ、スポーツクラブではないかと私は思っています。
さて、ここ最近個人的に気になったニュースを拾っていくと、
ガリバーという会社も下記のようなサービスを年内に始めるということです。
スポーツナビというサイトでも同様のサービスを始めます。
レンタルビデオの「ツタヤ」や「ゲオ」でも月定額で映画・動画見放題のサービスもありますし、周囲を見渡してみれば色々なものごと、サービスがスポーツクラブ式のお金の徴収の仕方を真似しだしています。
フィットネス業界でもレスパスという、異なる種類のフィットネスクラブやスタジオを月定額で使い放題というサービスが始まっています。
なぜこの月定額サービス形態をとるのかというと、いわゆるキャッシュレスが便利だということが考えられます。窓口でお金を払う必要がなくなり、カード払いか口座引き落としで会費を払うという形式ですね。これが便利なのです。
注意してほしいのは「利用者にとって便利」ということではありません。サービスの提供者に便利なのです。月定額で口座引き落とし払いにしてしまえば、申込者が増える分、ある程度安定した売上が毎月確保できます。
そしてサービスをやめるとき、解約をするときの対応を少し面倒な形式にすれば面倒くさがって惰性でお金を払い続ける人というのが必ず出てきます。
申し込みは簡単、だけど解約が面倒、だからついついお金を払い続けてしまっている携帯サイトやメルマガやショッピングサイトなど、
これを読んでいる方でも心当たりのある方は多いのではないでしょうか?
フィットネスクラブでは「幽霊会員」という言葉がありますがまさにそういった人たちによってフィットネスクラブの業界は成り立っているとも言えます。
各業界が月定額というものに目をつけだした背景にはその事実があると思います。
では利用者の皆さんは損しないようにするためにはどうすればいいのでしょうか?
かんたんです。何度も何度もその定額制サービスを使いまくる、利用しまくることです。
利用回数が多くなればなるほど、一回当たりの単価は下がっていきますよね?
生命保険のお決まりの売り文句である
「1日当たり150円くらい。ペットボトル1本分だよ。一日1本減らせば金額的に同じだよ」と同様に日割り計算してどんどん安くなるようにどんどん利用回数を増やしましょう。
スポーツクラブ・フィットネスクラブに入会したのに全然行けてませんという方!
もったいないです!
どんどん来ましょう!
どんどん施設を使いましょう!