昨日に引き続き、「スタンフォード大学の自分を変える教室」から運動習慣・トレーニング習慣をつけるための有効な考え方について紹介します。
その方法とは、一日のあらゆる場面でもう一人の自分、それも今の自分よりも超優秀な状態になってい自分を想像し、その優秀な自分は今何をしているかを考えるというものです。この本の中ではもう一人の優秀な自分を「自分2.0」と表現しています。
例えば朝です。
あなたが出勤時間ぎりぎりまで寝ていて、冷蔵庫にあるものをテキトーに食べて、満員電車で出勤しているような人だったとします。それに対して、「超優秀なもう一人の自分としてのあなた」だったらどんな朝を迎えているでしょうか?
きっと朝5時には目覚ましを掛けることなくパッと起きて、コップ一杯の水を飲んでシャワーでも浴びるでしょう。
トーストを焼いて目玉焼きくらい作ってコーヒーを沸かしてと言った具合に朝食をつくるでしょう。
髪を整えて、ひげをそったり、化粧をしたりして、時間に余裕をもって家を出ます。満員電車の時間をさけてすいている時間の電車に乗って、あさから滅入ることなく気持ちよく出勤するのではないでしょうか?
同じ要領で、電車の中でぼーっとスマホを見てしまう時に優秀な自分だったら何をしているでしょうか?お昼にいかにもカロリーの高いラーメンをすすっている自分に対して優秀な自分だったら何を食べているでしょうか?というように場面場面で「優秀な自分」だったら何をしているか?を考えてみてください。
すると面白いことがわかります。今自分が行っていること、やっていることに対して、想像の中の「優秀な自分」がやっていることというのを見直してみると、「そんなのムリだよ!」と言いたくなるようなことをしていることは実は「あまり無いことが多い」のです。言い方を変えれば、「優秀な自分だったらきっとこうしているな」と想像することは、実際にやってみたら結構できることが多いということなんです。
朝起きてから出勤するまでを例に出しましたが、その場面での優秀な自分がとった行動は、頑張って早起きすれば明日からでもできることです。全くできないことではありません。そうすると、朝早起きするために優秀な自分だったら何時に寝るかを考えれば良いわけです。そしてそれもできないことではありません。
これを使ってフィットネスクラブに行っている自分を作り出しましょう。優秀なあなたは1週間のうち、どこかでフィットネスクラブに行きます。それは何曜日ですか?時間帯はいつですか?
仕事で時間がなくていけないあなたに代わって優秀なあなたはきっと時間を作ってジムに行っているはずです。優秀なあなたはその時間をどうやって作り出していますか?その作り出し方は「絶対にできないこと」でしょうか?
優秀なあなたならジムに行くはずです。そしてそれは決して無理なことではないはずです。