昨日の続きです。
「効果的なトレーニング方法」を求める前に「トレーニングをする・継続する」状態になることが大事で、そのための壁(ついついさぼってしまう、時間がないなど言い訳してしまう)を取り除くことが重要ということでした。
いわば壁を取り除くことというのが「効果的なトレーニング方法」だと言えるでしょう。
その壁を取り除かないでいると、余計なお金がかかるとはどういうことなのかを解説していきます。前回、前々回に書いたような「壁」を取り除こうとせずに「効果」を欲しがるというのはよく考えてみれば「そんな甘い話なんてあるわけないだろ!」と言いたくなるようなことなのです。
また今回もトレーニングを勉強に例えて書くと以下のようになります。
勉強=教科書に書いてあることを覚えること=そのために教科書の重要だと思われるところをひたすらノートに書くこと=「効果的な勉強」となります。
ただそれをすればいいだけなのに、ついつい見てしまうテレビ・スマホ(ネット・SNS・ゲーム)、ついついやってしまう飲み食い、ついつい「何とかなるだろ」と自分に言い聞かせてしまう間違った楽観、ついついしてしまう「今日は〇〇だから勉強できないのは仕方ない」などの言い訳、これらが「壁」となります。
この壁が取れれば勉強というのは実は難しいことではないとわかります。ただ教科書をノートに写して覚えりゃいいというだけです。
この感覚を運動・トレーニングにも応用させましょう!
さて、この壁を取り除こうとしないで、「効果的に勉強」しようとする行為はどういうことになるでしょうか?以下のようになります。
勉強しなきゃいけないとわかっているのに・・・・・
ついテレビを見ちゃう、
ついスマホをいじってしまう、
ついお菓子を食べてしまう、
つい言い訳をしてしまう、
ので、勉強ができない。そんな状態で勉強=教科書をノートに書き写す時間をほんの少ししか作っていない私が、ほんの少しの時間で教科書の内容を覚えられる「効果的な勉強方法」はないだろうか?と思ってわかりやすくまとめられた参考書、解説本を探してしまう、ということになります。
改めてこうやって書き出してみるとそれが如何に甘えた発想かわかりますね。
すでに教科書を買っているのにさらに参考書、解説書を買うことになります。
これをフィットネスクラブでのトレーニングに置き換えれば、
クラブに入会して毎月会費を払っているはずなのに・・・・・
ダイエットサプリメントで痩せようとする
エステに通って痩せようとする
テレビショッピングでダイエット器具を買ってしまう
というような行為になります。
クラブへ会費を払いながら、さらに余計なお金がかかっていますよね?
こういう人達の全体的な傾向として見られるのが、お金を余計にかけているのにその”余計な分”の結果を得られていないことが多いということです。
周囲の人より何冊も何冊も問題集や参考書や教科書ガイドを買い揃えている人、いますよね?そういう人が成績優秀かというとそうでないことが多いはずです。
トレーニング・ダイエットなども同じです。何種類もサプリメントを持っていたり、健康器具をいくつも購入していたり、トレーナー並みに筋トレのことを知っていたり、そういう人に限ってだらしない体つきをしているものです。「効果的なトレーニング方法」を追い求めた結果、一番大事な「効果」を得られていない典型です。
余計にお金をかけているにもかかわらず、です。