この2~3年で起きている大きな変化の一つに、プロテインの価格低下というものが挙げられます。一般の方々にはなじみがなく、ぴんと来ない話だと思いますがフィットネス業界人やトレーニング実践者にとっては大きな変革ともいえる現象です。
まるでスマートフォンの格安SIMをこれまで聞いたこともない名前の企業が次々と低価格で発売しているように、これまで聞いたことがなかったメーカーがこぞって低価格でプロテインを発売し始めています。
これは「ボディウイング」というメーカーのプロテインです。1kgで2280円という驚きの低価格です。特に味付けがなされていない「プレーン」というもので美味しいものではありませんが、非常に水溶けがよくインスタントコーヒーの粉などと混ぜるとコーヒー風味の味付けでさらっと飲めました。
写真が見づらいですが、人口添加物や化学物質を一切使っていないというのは良いですね。
タンパク質の分量も申し分なしだと言えます。
フィットネスクラブのトレーナーは自分たちが勤務しているクラブのプロテインを買わないまたは社員割引が利くから買っていることが多いのです。なぜかというと、「他に安いプロテインがあるから」なんです。
ネットやアマゾンでの簡単な検索で低価格のプロテインというのはいくらで調べられますし、かなり多くのものがヒットします。これからも新しいメーカーがどんどん低価格なプロテインを発売してくれることを願います。
栄養素の中で最も重要にもかかわらず、最も不足しやすく、摂取するのにお金がかかるものがタンパク質です。タンパク質というのは体内に溜めておくということが基本的にはできません。筋肉だけでなく、髪の毛などの全身の毛、皮膚、爪など体中の組織に変換されます。
毛が抜けて生え変わっていく、爪が伸びていく、皮膚が新しいものへ入れ代わっていくように人体はたんぱく質を原料にして身体を常に新品状態にキープしようとします。
身体の状態を常に新品状態に保つために必要な栄養として考えればタンパク質・プロテインが如何に重要なものであるかがわかります。しかし(色々なところでなんども言われていることですが)普段の一般的な食事から、十分なタンパク質量を摂取するのは非常に困難です。金銭的にも量的にも
低価格で、効率よく、必要量十分な量のタンパク質を摂取するにはプロテインの活用が「必要不可欠」だと一言っていいでしょう。
プロテインの低価格化は健康のためには非常に良いことなのです。