フィットネスクラブの会費の低価格化についてこのブログで何度も触れていますが、そのことと非常によく似た相関関係を感じるのが携帯電話料金(スマホ)の低価格化です。
既存の携帯電話会社の料金プランを大きく下回る値段でサービスを提供する会社が次々と参入し、考えられないような料金の低価格化が進んでいます。
思わず看板の写真を撮ってしまいましたが、税込みで322円のSIMです。
どこかでお金をしっかりいただくような仕組みになっているだろうと思いますがそれにしても安い。マクドナルドでセットを頼めば600~700円しますからその半額で通信ができるというわけです。
フィッネスクラブの会費もこのくらいの低価格でもいいと思います。
もしくは会員登録は無料、月々の会費は無料、その代わり1回の利用で300円くらいの料金をいただき、毎月末に合計利用回数分を「会費」として徴収する形式が良いのではないかと思います。
電話で言うところの通話料をいただくということですね。
「会員としての会費」という料金形態はもはやバブル期の遺産だと言ってもいいかもしれません。会費としての料金をできる限り下げ、1回の利用単価を安くする代わりにその中で受けるサービスに関しては有料というのが本来の、そして今後のフィットネスクラブというもののあるべき姿だと思います。
スタジオプログラム、プールでの集団エクササイズ、パーソナルトレーニング、少人数制でのショートプログラムなど個別での人(技術者)によるサービスは有料で、その他は無料またはお風呂代くらいの料金なら、そこで仕事をするトレーナーやインストラクターも納得の報酬を得られるようなると思います。
現在のフィットネスクラブはいわゆるマンションの管理人のオジサンのような管理者が利用者の払う月会費というお金を一番多くもらっている状況なのです。
スマホのアプリを見ればわかりますが、インフラのような便利はシステムや仕組みは利用料なんてほぼタダが 主流です。
ツイッターはもはやネットのニュース速報ツールとして定着しています。もはやインフラだという人もいます。その他フェイスブックに代表されるSNSも、数多くあるスマホゲームも、無料が基本でもっと詳しくいきたいなら有料が基本となっています。
フィットネスクラブも「健康インフラ」として誰でも低価格で使える「仕組み」として定着すればいいと思います。
その代わりその中でうけるサービスは有料というのがあるべき姿ではないでしょうか。