町中がポケモンGOのプレイヤーだらけのものすごい光景の日曜日となりました。
ポケモンGOに関してもこのブログで強引にフィットネスと関連させて文章を書こうか思いますが、今日も「Softbank world 2016」に参加しての内容について書いていきます。
書く内容とは無関係ですが、ペッパーの写真を載せます。これは
宴会や宴席でステージパフォーマンスを披露するペッパー だそうです。
エヴァンゲリオンの「惨酷な天使のテーゼ」をペッパーが歌っていました。
このブログでも以前に「健康な状態をキープしようとしていることに対するインセンティブを付けるべきだ」という主張をしたことがあります。毎日フィットネスクラブに通って運動している人は「医療機関に掛からなかった」ことが「国の医療費削減への貢献」という自助努力として認められ、何らかの手柄としてのサービスを受けられるべきだという主張です。
なんと今回のソフトバンクワールドの基調講演では、それが現実に形となった「健康増進型保険」というものが販売へ向けて動き出したという発表がされました。
スクリーンショットのため見づらいのですが、翌日のサンケイビジネスアイでも早速触れられています。
ソフトバンクと住友生命保険、そしてディスカバリーという南アフリカの保険会社の3社の業務提携により発売される新型のサービスだそうです。
一例として基調講演でも言及されていたのは「健康を保とうとしている人は保険料が安くなる」というサービスです。
こういった形式の保険を商品として販売する場合の最大の難点は「健康のための自助努力の証明」です。「フィットネスクラブに入会していること」を加入条件としたとしても、「ちゃんと定期的に通っているか」までは証明できません。
「毎年健康診断を受けて検査結果を保険会社へ提出」というルールにしてもいいですが、膨大な量の書類の処理とそれに基づいた「保険の適応か否か」の判断を保険会社がしなくてはならず、ものすごい手間とコストががかかるでしょう。
もし医者と知り合いという人がいれば、ちょっと書類を上手く医者に書いてもらって、「自分で健康になろうと努力しています。だから保険料安くしてね」という虚偽申告可能です。
こういった様々な問題がいわゆる「IOT」と呼ばれる技術によってすべて解決されるため、健康増進型保険という商品ができるのだそうです。
IOTというのは身の回りのすべてモノがインターネットでつながり、瞬時に情報を伝達しあうこと、またそれによってできる色々な対応(サービス)のことを表すようです。
(先日ソフトバンクが買収を発表したトルコのARMという会社はIOTに必要であるマイクロチップ←”インテル入ってる”のやつですを制作する会社だそうです)
長くなるのでこれはここで切ります。
具体的に書けば以下のようなものです。
・健康増進型保険に加入している人がフィットネスクラブに入会にし、運動をしにやってきます。
・その人の行った運動、トレーニング内容が全てデータとしてその人の持っているスマホに蓄積されます。
・スマホでその保険会社のアプリを1タップすればその「個人の運動データ」が保険会社へ一発送信されます。
・それが「健康維持のための努力行為」として見なされ、それがポイント形式となります。
・その「健康ポイント」に応じて毎年の保険料の見直しや、受けられる特別サービスが決まるという形式です。
文字で書いただけでも非常に面白いですね。
例えば、
・ランニングマシンで時速10㎞で30分走った事実 がランニングマシン終了とともに利用者のスマホへ送信される
・筋トレマシン、例えば「レッグプレス」という脚を鍛えるマシンを「何kgで、何回、何セットやった」かがデータとしてスマホへ送信される
などというように、まるでトレーニングメモがそのままデータとしてリアルタイムに蓄積されていくようになります。
こういったジム内での行動一つ一つが目に見える「努力」として証明されれば、地味で退屈で誰も見てくれないつまらない運動が「やりがいあるもの」に変わっていくということもあるでしょう。
これに必要なのはやはりマイクロチップなどのデータ通信を行える仕組みです。ダンベルやバーベルの一つ一つ、ランニングマシンや筋トレマシンのすべてにチップが組み込まれ、それを使った人と瞬時にデータ通信ができるようになれば完璧ですね。
トレーニングマシン、器具のメーカーさんたちは「データ通信システム完備のマシン」の開発を進めるべきでしょう。もうやってるかもしれませんが・・・・。