太るという表現には「肥満になる」というイメージが定着していますが、太るということ自体は決してマイナスの印象を持つ言葉ではありません。
体力や筋力がついて丈夫になることや
ぐんぐん成長していくようなイメージを持つ言葉が「太る」です。
その証拠に「太」という字はよく男の名前に使われます。
太郎、太一などですね。その他にも〇太郎、〇太、などという名前もあります。
逮捕された有名女優の息子も「裕太」です。
「太る」、「太っている」という言葉を我々が発する時に実際にイメージしているのは「肥える」ということです。
まさに、脂肪がお腹についてだらしない状態になってしまうようなことです。
「筋肉を増やそう」「体重を増やそう」というように意図的に身体を大きくしようとしてなった結果が「太る」「太った」であり、
反対にそういった「増やそうという意図」がないままに体重が増えてしまったことが「肥える」「肥えた」という表現をするべきだと考えています。
太る=体重・体脂肪が増えるが、そこに筋肉の増加も伴っているもの
肥える=体重・体脂肪が増えるが、筋肉の増加は伴わないもの
と考えてもいいでしょう。
さて、この「肥える」のは、なぜ?なんでしょうか。
体重を増やそうと意識しているわけではないのに増えてしまうのはどうしてなんでしょうか?
答えは非常に簡単です。
「食べるから」 です。※飲むという行為もここには含みます
あらゆる人間の活動、行為の中で唯一体重や体脂肪を増加させる行為が「食べること」です。これ以外の行為で肥えること、身体に脂肪がつくことは基本的にありません。
意図的にホルモン剤を注射・投与したり、その他薬物を使用するなどの例外的な場合ではあり得ますが。
そして「食べている」のはその人自身(あなた自身)です。
もちろん、現代社会、特に現在の日本社会では世の中に出回っている食べ物の多くが「肥えやすい状態になった」食べ物なので、そんなものを日本中に流通させている食品会社の責任は重いとも言えますが、そことの闘いはたとえ政治家になったとしても簡単ではないでしょう。
肥えているのは食べた(食べている)から。
食べた・食べているのは、あなた です。