昨日の続きを書いていきます。
人の「体形」を
やせ形(外胚葉型)、肥満型(内胚葉型)、筋肉型(中胚葉型)の3つに分けて考えるトレーニングプログラムの組み方がありますが、
内胚葉型体型の人に多い「ドリーマー」という性格、つまり
頭で考えるだけで満足してしまい(やった気になり)、行動に移せないということが非常にやっかいなのです。
このタイプの人に多い傾向が
テレビショッピング等で紹介されるダイエット器具や健康食品をいろいろ買ってしまう。そしてその結果、痩せない、または自分の身体に変化が起こせないまま終了してしまうというケースです。
ダイエット器具を買ったとしたらせめて2~3か月は継続して使ってみるべきですが、1週間程度ですぐに飽きてしまう。なかには器具を買っただけで一度も使っていないという人もいます。
ダイエット食品についても同じように、その食品を食べているのに普段の食事も普通に摂ってしまうのでトータルの摂取カロリー量がむしろ増えていて痩せないということがあります。
ダイエット食品の基本は
「普段の3回の食事の内、1回をこのダイエット食品に変えてください」
です。 ですから、ダイエット食品を食べるならその分どこかで1回分の食事を摂らないようにしないといけません。
なぜこのようにうまくいかないのかというのはやはり「ドリーマー」という性格が大きな要因として考えられます。
この器具を使えばきっと痩せる。
この食品なら今度こそ痩せる。
というように頭の中でイメージを膨らませてしまい、「自分の生活習慣を改める」という大前提を忘れて、まるで「痩せる薬」を飲むかのように、健康器具や食品を「摂取」してしまいます。
生活習慣が変わらなければ、どんな運動もどんな食品も、残念ながらその効果を得られないでしょう。しかし、ドリーマーですから「この製品はダメだった」と考えてしまい、忘れたころにまた新たなダイエット関連商品を目にすると「これを使えば痩せるかも・・・」という「私に合う薬はこれだイメージ」を膨らませてしまいます。
私が行っているパーソナルトレーニングに関しても同様で、トレーニングをまるで薬のようにとらえてしまいがちです。
何回トレーニングすれば痩せるのか、
1回のトレーニングでどれくらい減るのか、
という視点で考えてしまいます。
トレーニングとは継続して初めて効果が出るものですが、「毎回のトレーニングで結果を出さないとプロじゃないでしょ?」と体重90㎏台のお客様にお叱りを受けたこともあります。
結局この方はパーソナルトレーニングによる運動の継続が1か月もできませんでした。
ドリーマーになっていませんか?
家の中に使っていないダイエット器具が置いていありませんか?
その状態は危険です。すぐに卒業しましょう。