このブログの第一回目の記事も「フィットネスクラブで走ること」、いわゆるランニングマシンに乗るということについて書きました。
本日も私が活動するフィットネスクラブ(スポークラブ)では多くの会員さんが「ランニングマシン」で走り込んでいました。
恐らく今の時間帯でも走っている人もいるかと思います。
35℃の真夏日、または0℃の強烈な寒さの日などといいことっであればわかるのですが、10月のいわば「少し肌寒くなってきた」というような気温が続いている日ですから、外を走るにはもってこいの気候です。
部屋の中でランニングマシン(という名のベルトコンベヤー)に乗るくらいなら、防寒対策をして外を走った方が気持ちいいのではないかと思います。
ですが、今日なんとなくジム内で走っている人たちを見ていて、不思議と納得感を感じることが出来ました。
それは、「フィットネスクラブという空間」だから「走る」ということです。
費用対効果や時間帯効果などということを考えると、フィットネスクラブなんかに入会しないで、自宅で着替えてそのまま外を走りに行く方がよほど効率的&経済的なはずです。実際にそうしている人も多くいるかと思いますが、その逆に、一人ではできない、という人も多いのでしょう。
そういった人たちが運動をするには、つまり
走ったり、歩いたり、泳いだり、筋トレをしたりということができるようになるにはどうするのがいいのか。それは環境を変えることです。
人間というのはやはり一人では生きていけない生き物なのだと思います。
周囲の環境に自分を合わせていくことで生活している生き物だと言ってもいいと思います。
フィットネスクラブに行くことというのはまさに環境を変えることになります。
わざわざ自分が会員になっているジムまで行って(さらに着替え・靴・タオルなどを持持参して)、服を着替えてジムエリアまで行く。そしてそのジムエリアには、自分の他に何人もの人が「走ったり、歩いたり、筋トレしていたり」します。
そういった環境に身を置けば、自然と気持ちが切り替わり、運動しよう!という気持ちになり、”本来一人でできるはずなのに一人ではできない”ランニングやウォーキングが自然とできるようになるのだと思います。
会費が格安ですがスタッフがいない時間帯がある24時間型の無人ジムや、マンションの1室を使ったパーソナルトレーニングジムなどがどんどんと出店してきていますが、自分一人しかいない、または自分一人とトレーナー一人以外は同じエリア居ない、という空間ではやはり刺激がありません。
直接的なかかわりはなくとも、同じ空間で同じことしている人がいる、という状況が自然と運動を継続しやすい状況を作り出していると思います。
この観点を打ち出していけば、小型のジムに対する既存の大型店舗ジムの存在意義が明確になり、もっとビジネスとして大きなものになるのではないかと思います。