テレビ局各社とも一斉にその報道をはじめ、フィットネスクラブのエアロバイクやランニングマシンに備え付のテレビ画面ほぼすべてにその報道が表示されるという異様な光景がありました。
相変わらずテレビメディアの手のひらは本当に見事です。
各番組のレポーターがすぐに現地の沖縄に飛んでまるで何かとんでもないことが起きたかのような顔でカメラに話をしていました。
大麻(マリファナ)というものが合法化されてる国や地域もあり、
「本当に麻薬というものなのか?」という議論はありますが、日本では所持は禁止だと大麻取締法で規定されているようです。
そのような規定がある以上、大麻=麻薬、つまり
「依存性があり、中毒性があり、健康を害し、精神を害する物」だと、一般的には考えていて間違いないものだと思います。
一度でも使用するとやめられなくなって身も心もボロボロになる危険なクスリということですね。
さて、この「依存性があり、中毒性があり、健康を害し、精神を害する物」という点で考えるならば、世の中には合法的な麻薬とも呼んで差し支えないようなものがたくさんあります。
代表的なものが酒、つまりアルコールです。
酒に酔う気持ちよさにすっかりのめり込んでしまい、非常に多くの人がそれによって健康や精神や人生を台無しにしています。
アルコール依存症という言葉が定着しているくらい依存性があるものですし、酒癖の悪さが原因で離婚というケースもあります。
また、「酔い」というものと「暴力」はかなりの高確率でセットで発生する問題です。
家庭内暴力や子供への虐待などは「酒に酔ったことでの暴力」というケースが多いようですし、街中での喧嘩やタクシー運転手への暴行などもほぼ確実に「酔い」とセットです。
医者からストップがかかっても酒をやめられず、肝臓を壊して結果的に死んでしまう人も多いですし、酔っ払い運転でまったく無関係の人を殺してしまうという事件もあります。
これだけ危険な「酔い」や「中毒」というものを生み出す酒(アルコール)こそ立派な「麻薬」ではないかと感じます。
タバコに関しては「酔い」というものを生み出さない点で他の人に迷惑をかける要素がかなり少なく、害するのは自分の身体だけですからアルコールよりはマシでしょう。
同じものに「砂糖」があります。
砂糖の依存性は強烈です。糖質オフという言葉が「健康的なもの」という意味で広まったことが表しているように、過度の砂糖(糖分)摂取というのは確実に健康を害します。虫歯にもなりますし、それこそ糖尿病になってしまったら一生を掛けてそれと向き合っていかなければならくなります。
法律で禁止されてはいないけれど、危険な麻薬はいたるところにあります。
難しいですね。