仕事が忙しくてなかなかジムに行けない。
来週こそは行こうと決めたのに、行かなかった。
運動しなきゃという義務感だけが増していくのに行動ができない。
などといった理由で、なかなかフィットネスクラブに「通う」ということができない人が本当に多いです。
こういった方々に必要なこと、とは「とにかくジムに来ること」「週1回以上は絶対にくること」、そしてそれを継続して「通う」という状態を作ることです。
「定期的にフィットネスクラブに来て、設備・施設を利用する」ということができるようになるために色々と工夫する。それも全力で工夫することです。
この場合は
「どうやったら効果的か?」
「もっとトレーニング効果を高めるにはどうしたらよいか?」
「どんなサプリメントを摂取するといいのか?」
というような「トレーニングの具体的な方法」を考えるのではなく、極端に言えばやり方はめちゃくちゃでも構わないので、とにかく施設に来る・とにかく設備を使うことの方が優先です。
なぜかというと、定期的に来るということができていない人に限って、何かのきっかけでジムに来た時に「具体的な方法」を追い求めてスタッフに色々と質問をします。
「何をしたらいいの?」「どれくらいやるのがいいの?」「何分やるのがいいの?」「運動後には何を食べるといいの?」などなど・・・・。
ところが運動やトレーニングに置いて「一番大事な、そして最も効果的な方法」である「継続」、「最低でも週2回の運動を最低でも3か月は続けてみる」というものが出来ません。
効果的な方法を一通り聞くと、その場では気持ちが盛り上がり
「よし!良いことを聞いたぞ!今度は自分でやってみよう」と思いますが、翌日または当日帰宅すると、もうその気持ちがどこへやらという状態になってしまいます。
大事なことは方法を求める前に「習慣にすること」です。
ほとんど運動なんてしない人がたまにジムに来た時に「何をするのがいいのか」と効果的な方法を求めるのは、
普段から新聞も読まない、ニュースも見ない、勉強もしていない人が「どの銘柄の株を買うのが一番儲かるのか?」といきなり株取引で稼ごうとするようなものです。
実際にこういった人は多いので、そういった人たちからお金を稼ごうとするような「初心者でも月30万円稼げる!FXのやり方」というようなマニュアル本やインチキセミナーも世の中に溢れているわけです。
株で儲けたいならせめて新聞の経済面を毎日読むとか、テレビやネットなどでも構わないので経済情報を毎日チェックするなどといった「習慣」が必要でしょう。
そういった習慣ができてこそ、「どのタイミングで買うのがいい」「売り時はこのタイミングだ」「この銘柄の株は今後伸びていく」というような
「具体的な方法」が意味を持つようになります。
もし運動やトレーニングに関して「効果的な方法」を求めるならば、その方法を「継続」させて「習慣」にしてください。
そうしないと「効果的な方法」は「方法」ではなくなります。