共同通信社が本日発信したニュースが↓のリンクなのですが、簡単に説明すれば
来年度から保険料があがるということです。
「特例軽減の廃止」だとか「優遇措置を縮小する」などという非常にわかりにくい表現がいかにもお役所的な表現に感じます。要するに「値上げしますよ~」と言っているわけですね。
記事によると「所得が低い人の保険料を引き上げる」ということですので、これについては反対の声も大きく上がってくることだと思います。
「なぜ所得の低い人から多く徴収するんだ?!」
「所得の高い人に多めに払ってもらうようにすればいいだろ!」
と、この記事を読んで私も単純にそう思いました。
こういった制度が既定路線として話が進んでいるということは、それだけ国が「毎年増え続ける医療費」を削減しようとしているということの表れだと感じます。
(これについての真偽は対処法についての議論はここではしません)
厚生省や国からのメッセージを考えてみると
「医療費がかさんで仕方がないんだ!」
「今まではお金がない人のために安く済むようにしてたんだけど、それも限界なんだ」
という言葉になるでしょうか。
そうするとこの次にはどんな言葉が来るか、簡単ですね。
「ケガや病気をするとお金が掛かっちゃうから、そうならないようにまずは自分でどうにかしてほしいんだけど・・・」という主旨のものになるでしょう。
(「貧乏人はとっとと死ね!」というメッセージだと考える人もいるかと思います)
お金というものについてもこれと同じような「国の方針」を感じます。
「銀行にお金を預けてば勝手に増えていく時代ではなくなったから、みなさんどうにか自分で増やしてください」という「貯蓄から投資へ」の流れを日本政府は明らかに推し進めています。
NISAなどまさにその代表格でしょう。「ジュニアNISA」という株式の制度の対象になっているのはなんと「0歳~19歳」です。0歳児でもできる株式投資とはまた凄い仕組みです。
「NISAの口座数が伸び悩んでいる」という記事を今年はよく目にしましたが、来年以降も「銀行ではなく証券会社に口座を作ること」を国はどんどん推進させていくはずです。
お金はさておき、「健康」というテーマや「予防」、「病気にならない体づくり」、「何歳になっても自分の足で歩ける体力づくり」ということに関して言えば、
フィットネスクラブ・スポークラブほどそれらのテーマに対して完璧な対応ができる施設はないだろうと考えられます。
腰やひざの痛みなどの整形外科的な悩み
心臓血管・血液関係の内科的悩み
ノイローゼやうつ病などの精神的悩みに関して、「トレーニング」や「エクササイズ」というものが投薬療法と同じレベル、またはそれ以上の効果を発揮するという研究結果は本当にたくさん発表されています。
トレーニング関連の研究発表会やセミナーに行くとほぼ確実にこのテーマの話を聞くことになります。
ムキムキマッチョになる必要なんてありません。
適度な筋トレと適度な有酸素運動(歩く・泳ぐなど)を継続的に行うことで、かなり多くの病気の改善や予防になることは「確実」です。
「自分の健康は自分で工夫して維持する」
来年はそんな年になりそうです。それを機会にフィットネスクラブが「日本のインフラ」として定着していってほしいものです