簡単にではありますが、一般的な栄養素についてそれぞれがどんなものであるかを書いてみましょう。
それだけでも、結構なことがわかります。
炭水化物:動くためのエネルギーとなるもの
これを細かくしたものが「糖質」というものになります。
「糖質制限」という言葉が定着し、それと類似するように「炭水化物を抜く」といった表現もありますね。
なぜそういったことがダイエットになるかというと、「動くためのエネルギー」だからです。動くための食べ物をを食べたのに、動かなかったら、太りますよね?
非常にシンプルな理屈です。
糖質・炭水化物を取るなら「動くこと」をしないとダメだということです。
たんぱく質:身体そのものを構成するもの(人の形をし続けるために原料)
どうしても「筋肉」という言葉とセットに扱われがちなたんぱく質ですが、筋肉に限らず、髪や体毛、皮膚、爪、内臓、血管など、ほぼ全身の色々な組織はたんぱく質で出来ています。
そして、忘れがちですが、それらの組織は常に細胞分裂を繰り返して「入れ替わっている」というとです。髪やその他体中の毛は古いものは抜け落ち、新しいものが生えてくるというサイクルを繰り返しています。
皮膚も古くなったものは垢として剥がれ落ちます。同じように筋肉も(骨も)分解と合成を繰り返して、常に新しいものに入れ替わっています。
人間が「人間の形」を維持しづつける、という表現になるでしょうか?そのための原料がたんぱく質です。
こう考えればいかに重要な栄養をであるかがわかりますね。
脂質:ホルモンや免疫の原料(人体をガードするもの・コントロールするもの)
たるんだお腹、ブヨブヨの二の腕など、「身体の醜さ」に直結し誰もが「減らしたい」「貯めたくない」と思う脂肪(体脂肪)の原料と書くこともできますが、自分の身体をだらしなくするためのものなどでは決してありません。
人の身体というのは、あらゆる場面で色々なホルモンが身体のいたるところから分泌され、その影響によって人は動いています。
「アドレナリン」というホルモンは心拍数を挙げる、人体興奮作用を持つことは多くの人が知っているかと思います。
つまり
「楽しさやドキドキ感」といったものを感じるのは「アドレナリンの作用によるもの」で、これが出なければ、遊園地に行っても「楽しい!」と感じてはしゃぐことができないでしょう。
また、
体内に病原菌やウイルスが侵入した際にそれと戦う免疫(白血球が有名です)の原料も脂質です。
こんな程度の簡単な内容でも、様々なことがわかるはずです。
次回は炭水化物についてもう少し細かく見直してていきましょう。