昨日の続きです。
炭水化物というものについて、「大まか」に書いていきます。
ざっくりとでいいので、どんなものなのかという基本を押さえておくと非常に便利です。
基本的に炭水化物は「動くためのエネルギー」です。
そして「糖質の塊」が炭水化物だと理解しておけばいいでしょう。
糖質+食物繊維が炭水化物です。
炭水化物を細かくしたものが糖質で、それをさらに細かくしていくと
多糖類 → 二糖類 → 単糖類 という順になります。
これらにはそれぞれ色々な糖質の種類があり、それぞれ名前があります。
有名なのは「ブドウ糖」というものがありますが、これは単糖類に入ります。
細かくなっていくにしたがって、当然ですが、消化吸収のスピードも速くなってきます。「炭水化物」を摂取するよりも「糖質」で摂取する方が血液に溶け込むスピードが速いということです。
血液に溶け込んだ糖質はエネルギーとして
人が身体を動かしたり、脳を活動させたりするのに使われます。
ですから、身体を動かさないのに炭水化物を食べる、というのは「エネルギーが余る」状態になりますから、余ったエネルギーは脂肪(体脂肪)として蓄積されます。
脂肪分(脂質)カロリーが高く、食べると太るというイメージがありますが、それについては後日書いていきます。
動くためのエネルギーだとわかれば、摂取のタイミング、つまり「いつ食べるのが良いか」ということがわかります。
太りたくない・脂肪を減らしたいといったダイエットを目的とした場合、普通に考えて「寝る前に炭水化物を食べる」というのは、この後身体を動かさない状態になるのに動くためのエネルルギーを入れるわけですから、そのエネルギーは余って脂肪になることは簡単に理解できます。
炭水化物を細かくした糖質として摂取したらもっと太りやすいことは明白です。
「寝る前のお菓子」は痩せたいならやめるべきですし、もっと言えばデスクワークなど、身体活動が無い状態にいながら糖質(お菓子)を食べるのもNGです。
太りたい(体重を増やしたい)ということなら寝る前や、その他「身体を動かさない状態」になる前のタイミングで炭水化物を食べるというのは有効です。実際に力士が身体を大きくするために行っているのはいわゆる「食っちゃ寝」です。たっぷりちゃんこを食べてから昼寝をするということを繰り返して太らせていくわけです。
注意しなくてはいけないのは、炭水化物が筋肉に入る隙間を作っておかないと、ただ体脂肪が増えるだけの「デブ化」になってしまいます。
力士でしたら稽古をして全身の筋肉が疲労し、エネルルギーを必要としている状態を作り出してから「炭水化物をドカ食い」して寝るわけです。
筋肉を付けたいならしっかり筋トレをしたり、強度がきつめのスポーツをするのなどして、筋肉に炭水化物(糖質)が入る隙間を作ってあげないといけません。
書いていたら思いのほか長くなってきたので明日に続けます。
摂取のタイミングについて引き続き考えてみましょう。