今日は、私が職場としているフィットネスクラブの利用者数が大変多く、自分のトレーニングのために行ったジムでも、ものすごい数の利用者でした。
ベンチプレス4台、パワーラック4台すべてが埋まっているという混み具合でした。
入会者の数も多いようで、フロントスタッフはほとんど入会受付業務を行っていたようです。やはり新年ということで「今年はちゃんと運動しよう」という気持ちを新たに持つ人が多いということでしょう。
新たにフィットネスクラブに入会されたという人はぜひともこの勢いを継続させてほしいと思います。
さて、
自分の職場としてのジムと、自分のトレーニングとして利用したジム、この二つに見られたのはまさに「両端」とも言える現象でした。
職場のジムの利用者と自分のトレーニングで使ったジムの利用者たちの「体つき」には右端と左端と言ってもいいくらいの差がありました。
私自身も信頼できる講師の方から習ったことなのですが、この「両端を知る」というというのは物事の本質を理解する上で非常に有効な手段となるそうです。
例えば(極端ですが)相撲というもので考えても
全国中継のテレビ放送に取組が映る力士たちばかりを見て相撲が「わかった気」になってはただの勘違いだそうです。(ただ単に相撲を見るのが好きというのならOK)
そういった力士たちがいる背景には「付け人歴10年以上」という下っ端の力士や、何年やってもなかなか幕内に上がれない力士が「ものすごく大勢いる」という現実があります。それを理解するには相撲部屋の稽古などを実際に観に行くということをしないとダメです。
フィットネス業界に置き換えてみると、例えばライザップによるボディメイク(ダイエット)などは、既にボディビルをやっている人や身体を作り込んでいる人たちから見れば「どこがボディメイクなの?」と言いたくなるものです。
それは「圧倒的にもの凄い筋肉量と少ない脂肪量」によってできた身体というものを実際に自分の目で見ているからわかることです。
「体幹を鍛える」「インナーマッスルを鍛える」「加圧トレーニングは脂肪燃焼に効果的」というような誰しも一度は聞いたことがあるであろう言葉も、「それしか知らない人」か「それとは正反対の主張やトレーニング理論も理解している人」が発するのかによって内容は大きく異なってくるでしょう。
ボディメイクが流行り、ボディビルやフィジークという競技の参加者が増えているのは確かですが、それでもまだ「筋肉好きな人たちの間での盛り上がり」という一面もあるということです。