身体に関する知識、トレーニングの方法や技術と言ったものをより高めていく、または深めていくには、ということを考えていくと
本(専門書)を読む
セミナーに参加する
現場で気が付く
という3つのパターンが考えられます。
セミナーというのはどんなセミナーでも何か一つは有効なものに出会えるものですが、フィットネス業界のセミナーの大半は「主催者が生活するための手段」ですから、「これは本当に有効だ!」と感じるものや実際に現場で活きる技術が、そのセミナーで提供されることはあまりありません。
数々のセミナーに参加しましたが、今でも内容を覚えていたり、そのセミナーがきっかけで確実に技術や考え方、身体の見方が向上したと感じるのははやり専門性の高いセミナーに参加した場合です。
フィットネス業界が定期的に開催するセミナーで同様のものを感じるものは本当に少ないです。
現場で気が付くということも、自分自身の技術向上や新たな知識を得ることとして非常に役に立っています。
筋肉がどこからどこまでついていて、どういった関節の動きにかかわるのか、ということは専門書に書いてありますが、そこから先に本には書いていないところでも現場で不としたきっかけから気づく発見というのは本当に役に立ちます。
例えば、ももうらのストレッチというのは多くの人がやるものですが、このストレッチの際に膝が曲がったり、身体を前屈させるのが辛いと感じる人は「ももうらが固い」とか「股関節が固い」というイメージを持ってしまいます。
しかし、そういった「固さ」として感じるものの元になっているのは、実は足首や足の指の筋肉の固さなどからきていることが多いのです。
こういったことはセミナー(特にフィットネス業界でのセミナー)ではまず、触れられることが無いもので、なんどもお客様にトレーニング指導をしていくうちに、自分でも自然とわかってきたことでもあります。
これが実は一番有効有益な、オリジナルの情報だと思っています。
特に肉体改造系、ボディメイク系のトレーニングとなると、どんなサプリメントをどのタイミングでどのくらい摂取するかということを、
まずは本で学習→自分で実践
セミナーに参加して知識を得る→自分で実践
というサイクルの繰り返しです。
それによって「自分にとってはこのサプリメントが良かった」「この食品が良かった」というようなことがわかってきます。
それを今度はお客様へ紹介してみて、そのお客様が同様の効果を得るかどうかがまたリアルな知識としてフィードバックされます。
知識や技術の向上が起こる場面というのは実は実際の現場での運動指導中に起こるものなのです。