フィットネス業界というところを改めて振り返ってみると、どこかしこもねずみ講です。
昨日はフィットネスクラブにおけるパーソナルトレーニング(パーソナルトレーナー)というものの仕事の形式が色々なポイントで搾取の対象になっている(お金が掛かる!)という点について触れました。
もう少しこの点を掘り下げていきましょう。
パーソナルトレーニングという非常に価値のある仕事をする為には・・・
・認定を受ける(その為に養成講座などを受ける必要あり、当然お金が掛かる)
・資格を取得する(試験料でお金が掛かる)
・資格取得と同時にトレーナー協会のメンバーに強制加入される(年会費発生)
・資格維持のためにセミナーに参加が義務付けられる(セミナーはもちろん有料)
というように様々な搾取ポイント(ルールを作る側からすればキャッシュポイント)があるわけです。
もちろん何も勉強していない人が誰でもパーソナルトレーニングをするというわけにはいきませんから、一定期間でもいいから勉強して認定を受ける、そして例え簡素で形式的なもので合っても何らかの資格を取るというところまでは納得です。
そしてそこに対して金額が発生するということも理解はできます。
問題はその先です。トレーナー協会への入会です。
ここに最大の利益を生む、ねずみ講ポイントがあると私は考えています。
フィットネス業界のみならず、トレーナー系の資格を発行する団体のほとんどが自らの団体への入会というものを義務付けています。
この「会員になる+資格を取る」という状態は頭のいい人が作り出した見事な「全自動集金システム」です。
そもそも会員になるかならないかということと、資格を取得するかどうかは本来全く別の事柄のはずです。
スポーツクラブやフィットネスクラブというところは会員制のサービス業なわけですが、会員になることによって会員でない人に比べて有益なものを得ることができるからその形式が成り立つわけです。
会員になること、トレーナー協会のメンバーになることのメリットが
「その協会認定の資格を受験することができるようになること」
いわば「資格を取るため資格」を得られるようになる、なんて、そんな会員制サービスがあるのでしょうか?
それなりに専門性の高いトレーナー協会のメンバーシップならまだしも、
「パーソナルトレーニングをやりたいなら入会して、受験して、資格を取って」という声があからさまに聞こえてくるのがフィットネス業界の「パーソナルトレーナー認定」の仕組みです。
入会してお金を払い、受験してお金を払い、資格を取った後もお金を払い・・・
ほんとに緻密に計算されつくされています。
そして最も理解に苦しむ点は、
資格を取っているのに、年会費を別途で徴収するという点です。
協会によってはメンバーになることと、そこから資格保持者になること、という区分けをしているところもありますし、
資格を取得することがメンバーになることという金取り主義全開の団体もあります。
トレーナー関連の資格というのは、当然取得にもお金が掛かりますが、資格維持のために定期的にセミナーに参加して知識や技術の更新を必要とさせるものです。
アプリのバージョンアップやアップデートと同様ですね。
そのセミナーは当然有料であり、料金を支払うことになるわけです。
まったく運転していない人がゴールド免許で講習の時間も短いという点に矛盾を感じる人は多いかと思いますが、
まさにそれと同様で
積極的に勉強会へ参加して費用を払い、
ブラッシュアップを続けているトレーナーと、
ただ資格を保持している状態にあるだけの人と、
そのどちらにも同じ金額の年会費が毎年徴収されます。
積極的に勉強し、身銭を切っていることに対するインセンティブなど全くありません。
まさにねずみ講です。
明日以降にまた続けていきます。
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