気がつけば2018年もすでに2週間を過ぎました。
昨年年末から今年にかけてですが、明らかに健康志向の高まりが強まり、それによって世の中が少しずつ変化してきているのを感じています。
私が気が付くのが遅いだけという言い方もできますが、例えば公園でも
子供向けのアスレチック器具や遊具ではなく、明らかに中高年男性へ向けて作られた懸垂用の鉄棒やリバースプッシュアップ用の器具が設置され、簡単なトレーニング説明ボードが付いていたりと、もはやスモールジム状態です。
チェーン店形式の喫茶店でもルイボスティーや全粒粉を使ったベーグルが取り扱われているのを知って正直驚きました。
「健康志向」という言葉にはなんとなくこれまでは違和感を感じていました。
それは消費者が健康に気を付けるようになっているので、それに合わせた商品を企業側は販売しているということですが、
裏を返せば
「食べる人が健康に気を使っていなければ、とにかく口当たりが良くて美味しければなんでもいいから作って売ってしまえ」ということでもあります。
ルイボスティーや低糖質パンを使ったバーガーなどが目に見えて出回ってきた一方、依然として糖分タップリの○○フラペチーノ系の飲み物も大ヒットしている事実もあります。
消費者の「健康志向」が高まったのはいいのですが、それに合わせて既存の商品にほんのわずかに健康的な食品を混ぜて「健康感」を強く押し出した商品も多く、パッケージの裏を見れば結局既存の商品とほとんど変わらない加工食品も多いですね。
しかし、それでも健康志向が高まり、消費者が知恵をつけてくればそういった「看板だけが健康」な商品も手に取ってもらえなくなってきます。そうなってくると企業側はようやく健康に直結する商品を実際の現場で販売するようになります。
テレビ局の凋落や明らかに面白くない番組が連発されている現状からもわかるように、一人一人の意識の変化と行動の変化が積もり積もればそれはやがて大きな変化につながります。
フィットネストレーナーとしてはその流れを加速させていきたいわけですが、どうしても時間がかかってっしまう悔しさもあります。
フィットネスに関連はしていませんが、今年も
もちをのどに詰まらせてなくなってしまった人や、
毎年大雪で荒れているにもかかわらず同じ日に開催されるセンター試験
さらには線路からの転落や、踏切内で停止してしまった自動車いすの利用者に対してブレーキが間に合わなかった列車事故など、
やる気になればすぐに改善できるのに!と叫びたくなる出来事がすでに発生しています。
時間はかかっても、次の世代でも、なんてそんな悠長な感覚ではいられないな、と感じる新年です。