ブログ記事がフィットネス業界についての話題やその他の話題が中心になってきているのでトレーナーとして身体のことについてしばらく続いて書いていきます。
ダイエットに関するものでもよいかと思いましたが
多くの人の悩みである肩の問題、四十肩五十肩について書いていきます。
いかにも年を取ったから現れてくるような名前の”肩痛”ですが
この痛みの特徴は
・ある日突然いきなり痛くなる
・ひどい時は腕を挙げるだけでつらい
・長い人では数年という単位でその痛みが続く
という本当に厄介なものです。
この原因はいったい何なのでしょうか?
結論から先に言ってしまうと「使わなずぎ」ということになります。
肩の関節や筋肉を十分に使っていない状態が続いた結果、
ある日突然痛みが出るということですね。
一日中腕を動かしているような仕事をしている人がいる一方で
反対に一日中PC作業でほとんど腕を動かしていないという日々を
過ごしている人も多いかと思います。
(私個人としてはこちらが原因となっている人の方が
ずっと多いのではないかと感じています)
肩の内部にある筋肉を「腱板」と呼びます。
(ネット検索「腱板」で画像やイラストはすぐ表示されます)
腱板は非常に細くて小さな筋肉なのですが、人の身体の腕と胴体部分を
直接的につなげているのがその腱板なのです。
筋肉は使わないでいると、その筋力は低下しますし柔軟性も低下してきます。
腱板も同様で、運動やトレーニングによる刺激というものが
無ければどんどん委縮していきます。
そこに「腕自体の重さ」というものが負担として腱板にかかってきます。
腕の重さというのは体重の7~8%と言われており、
50㎏の人であれば3~4㎏がその重さになります。
長年十分に肩や腕を動かしていないことによる
腱板の筋力低下、柔軟性低下に対して「腕自体の重さ」というのが
変わらない(むしろ体重増加で重くなる)ということが続いていけば
その負担はしわ寄せとなってある日突然どこかのタイミングで
痛みとして発生するということは十分に「原因」として考えられるものです。
みなさんの日常生活の中で腕や肩を十分に動かすというシーンが
あるか、イメージしてみてください。
気が付くと「頭を洗う時」や「洗濯物を干すとき」くらいしか
腕を持ち上げるようなことをしてないで、後はほとんど腕が下がっている
ということがないでしょうか?
そんな「肩~腕の運動不足」は「四十肩五十肩の原因」になっているかも知れません。
次回も「原因」について考えていきます。