スポーツジムで働くトレーナーblog

フィットネスクラブでパーソナルトレーニングをしているトレーナーです。トレーニング関連の話、フィットネス業界の話、健康関連の情報・ニュースなどについて書いています。

”疲労”についてまとめてみると・・・。

本屋に足を運んでみると
疲労回復」という言葉をやたらと目にします。
 
情弱が引っかかって呼んでいた「ハーバード式宴会術」のように「海外の○○大学式、疲労回復法」とか「最高の睡眠」「最強の回復術」というようなタイトルの本が、本当に何冊も出版されています。
本当にハーバード大学やその他アメリカの大学では、そういった研究がなされているのか?
さらに言えばどの分野まで研究をしているのか?
という疑問も湧いてきますね。
 
ハーバードと言えば、パトリックハーランという元お笑い芸人コメンテーターがいますね。アベマなどで発する彼のコメントは、日本政府から何らかの支援を受けていると感じざるを得ないものばかりです。
 
ということで、疲労について改めてまとめてみます。
 
 
まずシンプルなのはエネルギー切れ(カロリー切れ)という意味での疲労です。
自動車で言えば”ガス欠”になるでしょう。
必要なエネルギー(カロリー)が足りていないという状況です。
これには、やはりシンプルにエネルギー(カロリー)を補うという形でリカバリーしていきます。
 
次に挙げられるのは、
いわゆるオーバーヒートによる疲労です。
動かしすぎ、インターバルを挟まずに稼働させ続けることによる金属疲労的なものです。
PC作業目が疲れる、というのはこれにあたりますね。
この種の疲労には、”安静”や”冷却”、あるいは”徐熱”などの方法がその対策となります。睡眠という疲労回復の王道もここに含まれるでしょう。
 
さらには「代謝不良による疲労」も考えられますね。
エネルギーはある、肉体的には疲れていない、でも疲労感があるというのは自動車で言えばガソリン満タンであってもエンジン点火の着火剤が不足しているようなものでしょう。
この場合はカロリー不足ということではなく
「摂取したカロリーをエネルギー変換する反応が鈍っている」ということになるので、カロリーが無いエネルギー変換=ビタミンやミネラルを補うことがその対処法になります。
例えば、豚肉に含まれるというビタミンBは 
しばしば「疲労回復に効果あり」と謳われたりしますが、それはそういった理由です。
 
 
 
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テリー伊藤の唐揚げ屋とカネキンジム

またまた更新が滞ってしまっていますが

大きな話題?となっているのでこのブログもちょっとふれておこうかと思いました。

筋トレユーチューバーのパイオニアとも言えるカネキンが運営するカネキンジムが集客に悩んでいることを告白した動画が筋トレ大好き人の間で騒ぎになっているようです。

 

ヨネというトレーニーが動画で要約して説明してくれていますが、

開業から6年でまだ赤字

月会費を2,980円(もともとは10,000円だったらしい)に改定する

カネキンの本業(動画の収益やアパレルなど?)は順調なので困っていないと言えば困っていない

ということだそうです。

 

動画のコメント欄でもカネキンに対して熱心にアドバイスをしている人もかなりいますが、「それだけ経営って難しいものだ」という言葉に尽きるでしょう。

カネキンのような知名度かあるわけではない地味なお店でも、街中の八百屋さん、ラーメン屋さん、雑貨屋さんなどの小さなお店でも、安定的に売り上げを出して黒字をキープし、

それで家族まで養っているような店主さんがどれだけすごいことをしているかが改めてわかりますね。

ソフトバンク楽天といった名立たる大企業や一流企業でも数千億から時には兆という金額の赤字を計上していたりもするほどですから、放っておいても経済成長していった80~90年代とは違い、お店を運営して利益を出すにはものすごい創意工夫が求められる時代だといえます。

カネキンジムには開業に8,000万円ほどのお金がかかっているそうですが、むしろ個人でそこまでのお金を稼げるユーチューバーとしてのセンスや自己プロデュース力の方が素晴らしいと感じてしまいます。

 

経営戦略について色々書いてもいいのですが、今回の件と似たようなケースとして、テリー伊藤がプロデュースした唐揚げ屋さんのことが思い浮かびます。

テリー伊藤が監修と広告塔になり、居酒屋のワタミがFC本部として運営していた唐揚げ屋さん「唐揚げの天才」というお店がありました。

一時期は大人気となり店舗数をどんどん増やしていましたが、数年で勢いがなくなり閉店が相次ぐようになってしまったお店です。

(現在では「玉子焼きと唐揚げのお店」として店舗数もかなり絞って運営されているようです)

味やその当時のブームなどの要因もありますが、失敗(とも言える)の原因となったのは経営者側の甘い見込みという点に尽きるでしょう。

「”あの有名人のテリー伊藤がプロデュース!”ということなら客が来るだろう!」と考えていたわけですが、実際にはそんなに影響力が無かったということです。

テリー伊藤に限らず、有名人・芸能人がプロデュースするお店というのは開業するとマスコミが大きく取り上げますが、何年にもわたって安定的な経営が出来ているお店というのは本当に少なく、数年で閉店してしまっていることが大半です。

 

カネキンジムというのもテリーの唐揚げ屋と同じく、プロデューサー(オーナー)の知名度を活かして集客につなげようとしているわけですが、カネキンよりもはるかに知名度が高いテリー伊藤でさえ、集客につなげられていないのですからそもそも厳しい船出になることは間違いありません。

カネキンは確かに有名人でしょうが、全国的に見たら知らない人の方が多いです。

 

また、唐揚げ屋はテリー伊藤がプロデュースしているとはいえ

お店に行ってもテリー伊藤が実際にいるわけではありません。

カネキンジムも同じで、オーナーはオリンピア出場に向けてトレーニングと動画編集などの別の仕事に時間を割いているわけですから、カネキンジムにはカネキンがいないことの方が通常です。

そうなってしまうと、当然ながら唐揚げ屋は

「わざわざそこまで行かなくても近所のお店でいい。なんなら”からあげクン”でもいい」ということになりますし

カネキンジムだって

「わざわざそこまで行かなくても近所のジムでいい」ということになります。

 

さらに言えばカネキンジムは本当に設備は優れており

良い器具、良いマシンが揃っていますがそれを使いこなせる、または使ってみようと思えるのはカネキンと同じくらい筋トレ意欲の高い人、

オリンピアとまでは行かないけど何かのコンテストに出てみようと思う人に限られます。

ランチェスター戦略として「顧客ターゲットを絞る」という点から見ればそれ自体は間違いではないのですが、筋トレブームになっているとはいえいわゆる「ガチ勢」に相当する人達の数=マーケットというのは実はものすごく少数です。

ブームの中にいると、まるでみんながブームに乗って、みんなが筋トレ大好きになっていると勘違いしてしまいますが世の中の大半の人は

それほどガチに筋トレをやり込む人ではありません。

だからこそチョコザップが会員数100万人を突破しているわけです。

 

知名度がそのまま集客につながるわけではない

知名度があったとしてもみんながカネキン・テリーの大ファンというわけではない

知名度があったとしてもみんながお金を払うかどうかは別

その辺を唐揚げ屋もカネキンジムも見誤ったような印象です。

もう充分に痩せている人ほど「瘦せたい」と思う反面、痩せる必要がある人ほどそうは思わない

フィットネスクラブのトレーナーという仕事をしていて、経験を積んでくると「この人は運動やトレーニングが続けられるだろうな、この人は続かないだろうな」ということが何となく分かるようになります。

 

日本人には昔から変わらない傾向があって

痩せる必要性がある人ほど腰が重い、つまり脂肪過多(糖尿病やそれに関連するメタボリックシンドローム)になっている人ほど事態の深刻さをそれほど深く考えていない=痩せようと思わないのです。

医療の現場でそれを目にしている人も多いかと思いますが、フィットネスクラブでも同様です。

「医者から運動することを進められてフィットネスクラブに仕方なく来た」という印象がアリアリと見て取れますし、運動よりも大事な食習慣を自分でコントロールしていくことなどほぼ不可能です。

SNSなどにアップする動画コンテンツの企画として劇的な体の変化を売りにするようなことでもあればスイッチが入るのではないかと思いますが、ほとんどの人は運動をしなくてはいけない面倒さと食事制限のキツさに耐えることができません。

 

反対に、もうあなたは痩せなくてもいいんじゃないですか?と思えるような人ほど、体脂肪を減らすことに熱心ですし、運動も長続きする傾向にあります。

※脂肪過多になっている人でも運動を続けられることがありますが、個人的な経験では続いたとしても6か月から1年くらいで、1年も続けられればそれはそれでいいのではないかと思います。

日本人、特に日本人女性は諸外国と比較しても痩せている傾向にあり、約2割の人はBMI18というモデル並みの数字に相当する体格をしているそうです。

 

それでも「痩せたいですか?」と質問をしたとすると「痩せたいです!」「お腹なんてヤバくて見せられないから何とかしたいです」と答える人がほとんどで、

そんなダイエット願望も諸外国と比較すると高くあるのが日本人女性なのだそうです。

 

ヒトは願望や本能というものが行動を起こす原動力になっていますので、こういった気持ちが強い人ほど運動に積極的ですし、何より運動が続けられます。

食事制限にも熱心になりますが、こちらはやはり感情の波のようなものがあってどうしても「やっぱりお菓子食べちゃいました・・」ということになりますが、それでも運動による体調の変化や日常生活が活発になって仕事も効率的にできるようになるなどの運動メリットをどこかで感じてくれるようになり、

結果的にダイエットがそれほど進まなかったとしても運動が習慣として定着するケースが多いです。

 

これが健康格差の源泉になっており、運動ができる人はどんどんやる一方で、その必要性が高い人ほど運動をしない=その分のケアのための医療費が増え続けてしまうという悪循環が好転しない理由となっています。

ワケのわからない業界人も本当に多いもので・・・

フィットネス業界人であれば、この業界が何年も何十年もパッとしない、つまり市場規模が拡大していない業界だということは知っているはずです。

(知らない人も多いかもしれませんけど)

 

市場規模なんて言うともっともらしいですが、

つまりは稼げない業界なんです。

ちょっと調べてみればわかりますが、他業種に比べてフィットネス業界の平均年収はかなり低いものであり、それがもうずっと続いています。

なぜ伸びていかないのかを考えると、例えば日本人の国民性など色々な視点で語ることができますが根本的な問題は、

「フィットネス業界人のそもそもの頭の悪さ」

「想像を絶するほどの仕事のできなさ、無能ぶり」

にあります。

簡単な会話もできなければメール(テキストベースのメッセージ)でのビジネスレター的なやり取りもできません。

 

その一例を実際に挙げてみます。

↓のメッセージのやり取りは、某トレーニング資格団体SNSトークルームに表示されたメンバーさんと運営側の人間のやり取りです。

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おそらく、この団体が発行する資格を得るための講習会を、質問者さんが経営しているサロンに講師の方を呼んでやってもらいたいという主旨でのやり取りでしょう。

質問者さんが講習会に行くのではなく講師の方の来てもらいたいということですね。

 

さてやり取りを

ご覧いただいていかがでしょうか?

フィットネス業界人ではない、普通の皆様であれば一瞬で運営さんの頭の悪さと仕事の出来なさぶりが理解できるはずです。

 

改めて書き出しながらこの「アホな運営さん」

にツッコミを入れていきます。

質問者(Q):何人かで申し込むと講師の方を当サロンにお呼びして受講ができると伺っていたのですが、それは何名から可能ですか?

運営(A):当サロンの場所はどちらですか?

・・・・・・はい、もうこの時点で運営の果てしない無能ぶりが炸裂しています。

 

まず、質問者の「何人からだったら講師に出張してもらえるか?」

に対して「当サロンの場所はどこですか?」という返事です。

人数に対する質問への回答が場所はどこなんだという逆質問、、、唖然としてしまいますね。

敢えてサポートして差し上げますとこの運営さんは「講師が出張するサービスもありますがその場所によります。あまり遠方までは対応できませんが、御社サロンはどちらにございますか?」というべきところを「当サロンの場所は?」まで端折っているわけですね。

自分のサロンを言うなら「当サロン」でいいんですが、お返事は「御社のサロン」や「貴社のサロン」などでお返事するのが新卒でも知ってる基本的ビジネスマナーですが、それすらも知らないようです。

 

そして衝撃的なのは次の質問への回答です。

Q:何人かで受講する場合は割引などはあるのか?

A:個人の割引はありません。個人ではありません。

????はてなマークが止まらなくなるほどちんぷんかんぷんです。

「何人かで受講する場合」と質問しているのに「個人では割引はない」という回答です。

個人(個別)でやるなら割引は無しというのは当たりまえでしょう。それを3人4人またはそれ以上のまとまった人数でやる場合は割引になるというのはこちらも当たり前のサービスですが、それに対する回答が全然なされていません。

「複数名の同時受講でも受講料はお一人につき既定の料金を頂戴しまして、割引になるようなことはございません」でいいでしょうかね?

ホントにちゃんと「日本語で会話」して欲しいもんです。

 

さらにその次です。

Q:資格取得後のアフターサービスはどんなものがありますか?

A:保険、資格に関する最新情報、メルマガ、集客コンサル、WEB作成、商品の仕入れ。

・・・・・・・ふざけるもの大概にしろよと怒りがこみ上げてきます。

まず質問されていることに対して、回答を箇条書きにして送り返すなんてあり得ません(それがあり得ちゃうヒドイ業界なんですよ)

「~~~などがございます。」とお返事するべきでしょう。

さらには「保険」と言われてもどんな保険なのか、どこまでの補償がついているものなのか全くわかりません。

「メルマガ」があるのなら「資格に関する最新情報」はどうやってメンバーに共有されるというのでしょうか?

こんな低レベルの団体には集客コンサルなんて絶対お願いしませんし、作成されるウェブページもろくなもんじゃないことが容易に想像できます。

 

こんなワケのわからない人達が

もっともらしい顔で資格発行なんかしちゃってるんですよ・・・・。

 

 

 

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日本の企業もジャニーズというステロイドを抜いて”ナチュラル”で勝負しよう!

フィットネスやトレーニングとは関係ないですが、歴史が覆るような話題になっているのでジャニーズについてちょっと書いてみます。

 

まさにBBCの”蜂の一刺し”であり”アリの一穴”から一気に崩壊したジャニーズ帝国ですが、根本の問題であるジャニー喜多川の性癖を知りながらスルーし続け、今になって叩く日本の大手メディアのろくでなしぶりが目立っていると感じています。

 

そして9月7日の事務所代表者3名による記者会見が済んでから、ジャニーズのスポンサーを降りる企業が続いています。(早くもまとめサイトができてますね!)

 

いち早く反応したのは損害保険の東京日動火災

それに続くようにビール会社のアサヒ、キリン、サントリー

さらにJAL日産自動車日本マクドナルド花王伊藤ハムなどなど・・・

さらっとネット検索でまとめサイトを見てみましたが名前を聞けば誰もがすぐにどんな会社なのかわかるような有名企業、大手企業の127社がジャニーズ事務所のスポンサーとなり、所属タレントをCMなどに起用しているということですから、改めて見返すとまさに「ジャニーズ帝国」です。

決して表には顔を出さず(出せない?)に裏で日本を支配していたのがジャニー喜多川だったわけですね。

 

フィットネストレーナーの立場から見ると、この光景はアナボリックステロイド問題にも共通するように見えて仕方ありません。

「手っ取り早く筋肉を付けて有名になりたい」

or

「それを元に色々な商売をして金を稼ぎたい」と考える個人が、”自分の身体が異常をきたすリスクがある”とされているステロイドに手を出して、筋肉というリターンを得ているように

「ジャニーズタレントを起用すれば手っ取り早く商品が売れる」という安直な発想で日本中の大企業・有名企業が「様々な疑惑と問題があるとされるジャニー喜多川」と手を結び、”企業イメージを損なうリスクがある”のを承知の上で巨額の利益というリターンを得ていたわけです。

 

合わせて言えば

ステロイドユーザーは内臓のケア薬剤を合わせて使うことで健康状態の悪化を抑え込みますが、各企業は「ジャニー喜多川への忖度」や「しらを切りとおす」という”ケア剤”を使って自社への被害を抑え込んできたわけです。

 

日本の企業が生み出す製品の品質の良さは世界的にも認められていますし、素人考えではそれをPRする手段や方法も自社でいくらでも工夫して生み出せるだろうと思ってしまいますが、

例えば日産自動車木村拓哉さんというステロイドをためらいもなく使用(起用)してしまっています。木村拓哉さんに広告塔になってもらえばどんな商品だって売れるでしょう。

 

逆に「ナチュラルで勝負することがそれだけ難しい」という言い方もできます。ステロイド無しで筋肉を付けていくというのは地味な鍛錬を積み重ねていくようなもので、どうしても年単位での時間が掛かります。

企業に置き換えれば自社の製品の良さを地道に毎日のようにツイート(ポスト)し続けてフォロワーを増やしていくようなものでしょう。

そんなに時間を掛けるより、ジャニーズタレントに自社の製品を持ってもらった笑顔の写真を撮り、それを投稿すればあっという間にフォロワーが激増するはずです。

ステロイドを使って爆速で筋肉を発達させ、インスタグラムに投稿すればいいね!とフォロワーを一気に集められるのと同じです。

リスクや副作用などが分かっていてもジャニーズというステロイドを使っちゃいますよねそりゃ。そしてケア剤をフル活用してステロイドの負の側面を打ち消そうとしますよねそりゃ。

 

そして数年~数十年という単位で巨額の収益を獲得し続けてきた(チヤホヤされ続けてきた)日本の有名企業たちは、今回の一見で「ジャニーズ」という利益をブーストさせてくれるアナボリックステロイドを使用できなくなってしまったわけです。

先ほども書きましたが

各企業の製品・サービスのクオリティは世界的にもトップレベルであり、だからこそ中国の買い占めや転売なども横行しているくらいなわけですから、ジャニーズに頼らなくともそれらのPRをして販売につなげることは十分できるはずです。

いわゆる”ナチュラル”で勝負ができるはずなんですね。

 

もしかしてジャニーズ(ステロイド)の力が無かったら、

誰もが知るような知名度がある企業でもモノを売る力(筋力)って実はそんなに無かったりするんでしょうか?

 

今回ジャニーズのスポンサー降りた企業のみなさんは

ぜひナチュラルで勝負してみてください!

 

 

最近はこれとスクランブルエッグの朝食にしてます。

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ワケが分からない人も多いのです・・・。

フィットネスクラブ、またはスポーツジムでは

現在も毎日のように無料体験や割引キャンペーンを実施しています。

やらない時が無いと書く方が正しいくらいです。

集客しなければ商売が成り立ちませんので当たり前ですが、「割引キャンペーン」や「無料体験」「会費無料キャンペーン」などを打ち出すとそこにはワケのわからない人も集まってしまいます。

これはフィットネスクラブに限らず、エステや脱毛サロンなど美容サロン系の施設でも同じ「あるある」ではないかと思います。

 

例えば

ウェブサイトで紹介している施設内の様子が明らかにハードコアなジムではないにも関わらず、「あなたのジムではバルクアップは可能なんですか?」という問い合わせが来たりします。

こういった質問を見た瞬間から

「え?なんでウチなの?」「他のジムとかも検索して設備が揃ったジムの様子とか見たはずでしょ?」「そもそもバルクアップってやろうと思えば公園の施設でも自宅トレでもある程度はいけるよ?だってガンガントレーニングして食事量増やすことを続けるのが基本だから・・・」といったように頭の中に色々な逆質問と?マークが浮かんでしまいます。

 

あるいは「体験時間は12:00なので10分前の11:50頃にお越しいただけると幸いです。」とお伝えしているにも拘わらず、なんと30分以上も早い時間に「12時に体験予約した者ですが」とお越しになるケースもあります。

早いのは助かるのですが、30分前となるとこちらはまだお客様のトレーニングを実施中・・・。

さらには「トイレをお借りできますか?」と聞かれるので場所を指し示すと、ずっと入ったままで急にお腹の調子を崩したのかと心配になるほど。

ひたすら待っていると、出てきたのが予約の12時を過ぎた時間に・・・。

加えて、猛暑の中お越しになる方の大半が暑いということでサーキュレーターを回していると「これが寒いんですけど止めてもらえますか?」と、そんなに虚弱体質?と思ってしまう程寒がり・・・。

形式は違えどこのような「ワケのわからない人」ってかなり多いのです。

 

そしてそういった人達はほぼ確実に入会をしない、または一度トレーニングを受けただけでリピート利用しようとしません。

 

ワケが分からな過ぎて心の中で

ツッコミまくってしまったのはこんなケースです。

「チラシを観ました」と店まで電話をもらった時間はこちらは指導中だったので「電話できるのが〇時頃になりますので当施設からお電話差し上げますが時間は大丈夫ですか」と聞くと「大丈夫」という返事。

約束の時間にかけ直すと「すみません!今ちょっとだけ時間が無いので3分後に私からかけます」とのこと。

そして待っていると3分どころか15分以上も電話が無し・・・。

こちらから再度かけてみると「すみません!電話できなくて、いつ体験できますか?」と一体何があった?と思わざるを得ませんでした。

 

こちらはパーソナルトレーニングジムにも関わらず

お友達と二人で体験したいということで実際に体験にお越しいただくと、もう目に見えて緊張感が伝わる表情&警戒感全開です。

そんなに怖がるなら来なくていいのに。

 

体の悩みやどんなトレーニングをしたいか

といったお話を聴いてみると

「2か月後に長期の海外出張なのでそれまでの間、利用したい」、、、まあそれはそれでいいかと思って話を進めると「今も仕事でスケジュールが不定期なので定期的に来られるか分からない」、、、じゃあなんでパーソナルトレーニングジムに来たの?いつでも行ける24時間ジムでいいんじゃないの?と心の中でツッコミが止まりませんでした。

 

特に

「こちらからかけた電話に対して”○分後に折り返します”と言ってそのまま電話が来ない」というのはワケがわからない人の典型で、サービス業に携わる人でしたら数多く経験していると思います。

もうこの時点でこちらは「無いわー」と思ってますから、特になんともないんですがね。

 

自分一人ではなかなかトレーニングしない

自宅で動画を観ながらやってみようと思うけど、

家の中だと結局やらない

24時間ジムに行ってもフリーウエイトの使い方もわからないし、マシンの使い方もわからない(スタッフに質問するのも何だか気が引ける)

だからこそのパーソナルトレーニング、個別指導が合っているはずなのに、「スケジュール調整が難しい」って、まずそこどうにかしないと始まらないですよ。

JBBF=競技団体 FWJ=興行団体と捉えれば・・・

筋トレ系YouTubeの世界では依然としてアナボリックステロイドの論争が続いています。それ自体が注目される=再生回数を稼げるトピックになっているようですし、上手い具合にステロイドユーザーを茶化したおもしろ動画を作っているユーチューバーもいて、個人的に楽しんでいたりもします。

 

ステロイドを使っていないナチュラルトレーニーたちの言い分は以下のようになるでしょう。

・筋トレをすれば「アナタも私のような体に成れる!」と匂わせるような動画で視聴者を集めている

・実際はステロイドを使わないと短期間で劇的に筋肉が増えることはないにもかかわらずユーザーたちはそこには一切触れない

・彼らに憧れて筋トレをやり込んでいった人たちがステロイドに手を出すと大変なことになるじゃないか

サプリメントやアパレルなどの物販は別として

 

実際にアメリカではアーノルド・シュワルツェネッガーなどのマッチョな体に憧れる人達がステロイドに手を出すことが社会問題化しているようでこんなドキュメンタリー映画も作られたほどです。

 

www.moviecollection.jp

Amazon.co.jp: ステロイド合衆国~スポーツ大国の副作用~ (字幕版)を観る | Prime Video

ステロイド論争の結論、問題の本質はこの映画が視聴者に問いかける質問で決着しますのでそれはまた後日に書きます。

 

現在、ボディビル系のコンテストを主宰する団体の中でも大手と呼べるのはJBBFとFWJ(昔のNPCJ)で、もう既に

JBBF=ナチュラル、FWJ=ステロイドOK

という認識は多くの人が何となく察してくれていますが、ステロイドを使うことが主流になってしまうこと=日本がアメリカ化してしまう危険性はしっかり認識しておく必要があります。

 

カーリング選手の藤澤五月さんが筋トレユーチューバーの動画を観てFWJの大会に出場して大きな話題となりましたが、

人はやはり「華やかなイベント」であったり「見栄えが良い方」をどうしても選んでしまう者です。藤澤さんがJBBFではなくFWJを選んだことをJBBFの関係者たちは忸怩たる思いで見ていたと思います。

 

このステロイド論争がいつまでたってもスッキリしない、言い換えればここがはっきりしてくれれば解決するというポイントはJBBFとFWJの両団体がスタンスをはっきりさせることにあるでしょう。

JBBFは既にボディビルを「競技」とすることを明確にした団体で、競技であるゆえにきちんとルールを設けており、そのルール確認も行われています

FWJ(正確に言えばその上のIFBBという団体になりますが)は、競技団体であり、ルールも規定しているものの、実際にはそのチェックはされていません。

 

競技団体というよりも興行団体、つまりプロレス団体に等しいのです。

 

FWJ(IFBB)が自ら興行団体であることを明確にして、「これは競技ではなくエンターテインメントです」とはっきり言ってくれればもうスッキリなんですがね・・・。