5月3日に東京オープンボディビル選手権大会というボディビルの新人戦ともいえるコンテストが行われます。
なんと、チケットの売れ行きがかなり好調なようで、このブログを書いている時点でもしかしたら売り切れとなっているかもしれません。
理由はお笑い芸人の大会出場です。
オードリーというお笑いコンビの春日が出場をするということで、普段ボディビルなんぞ全く見ない層の人たちがチケットを購入しているようです。
この構図は本のベストセラーと全く同じです。
本が「ベストセラー」となるのは、読書好き・本好きな人の多くが購入したことではなく、「直木賞受賞」などの宣伝文句に釣られ、またはテレビで見るタレントや芸能人、お笑い芸人などが書いた本に対して普段まったく本など読まない人たちが購入することで、その現象が起こります。
ピースというお笑いコンビの一人が書いた本がベストセラーになりましたが、まさにこの構図です。ボディビルも春日が出るからチケットが売れる・・・・お笑い芸人の力はすごいですね。
トーク番組でも「ゴールドジム芸人」というジムで体を鍛えている芸人たちがトレーニングトーク・筋肉トークをする企画がありました。
テレビの視聴率が全体的に下がってきているとはいえ、まだまだその影響力とその番組で活躍する芸能人(主にお笑い芸人)の力は大きいです。
かなり古い話ですが、コロッケというモノマネタレントが美川憲一のモノマネをテレビでやったせいで、美川憲一自体が注目されるということがありました。
(私もコロッケのモノマネで美川憲一という人を知りました)
またケンドーコバヤシというお笑いタレントが越中詩郎というプロレスラーのモノマネをすることで、本人に人気が出てタイトルマッチが組まれるということもありました。
本当に、「お笑いの人たちが世の中を支配している」と感じます。
私はこういったことはどんどんやっていいという意見を持っています。
お笑いタレントを通じてでもいいから多くの人に見てもらえるようにならないと、その業界が盛り上がりません。(はっきり言えばお金が集まらないということですね)
きっかけは「タレントがテレビでやっていたから」という軽いノリでもいいからフィットネスやトレーニングというものに興味を持って実践する人が増えてくれれば、まずそれで「業界」としての立場が安定してくるはずです。
フィットネス業界もどんどん芸能人やお笑いタレントに対して売り込みを掛けてCM出演などしてもらえばもっと集客できるのにと思います。
スポーツタレント、引き締まった身体が売りのモデルなどフィットネスクラブとコラボ(この言い方は好きではないですが)できるタレントはたくさんいるはずですから。
そういえば太ったお笑いコンビが「ルネッサーンス!」って昔やってましたね。
某大手クラブはなぜそのチャンスを活かさなかったのだろうか・・・・。