少し古いのですが3月31日の日経の記事にこのようなものがありました。
新聞に限らず、あらゆるメディアでこういった記事を見ると、「またか・・・」と呆れてしまいます。こういった偽サプリメント、ダイエット効果があるような宣伝文句を巧みに使った効果なしサプリメントは今後もどんどん出てくると思います。
販売会社の代表が逮捕された「コーヒー浣腸」などという信じられないものもありましたね。
こういったものが売れる、または「売れてしまう」というのはなぜなのかを考えていくとやはり人の心理というものにたどり着きます。
世の中の多くの人が「楽して痩せたい」のです。だからその心理に付け込んだ商品が次々に姿を現してくるのでしょう。サプリメントだけでなく、あらゆる食べ物というのはいったん口に入れてしまえば、その直後に超音波検査機にでも自分の身体を通さない限り、見ることはできません。
自分で食べたものが、自分の体内でどうなっている・どうなっていくのか、誰も見たことがないのです。私自身もこれまで食べた食べ物、今日の食事、サプリメント、飲んだもの、などが自分の身体の中でどうなっているのか見たことはありません。
楽して痩せたいという心理と、口の中に入れたものは見ることができない(誰にもわからない)という事実が合わさることで、こうしたインチキサプリメントが出てくるのだと思います。
今年に入り、週刊誌、特に週刊文春が世論を動かすほどのスキャンダルを連発しています。その取材力をこうした健康やダイエットを謳う食品やサプリメントの実態調査にも向けて、インチキはどんどん白日の下にさらしていってほしいと感じます。