スポーツジムで働くトレーナーblog

フィットネスクラブでパーソナルトレーニングをしているトレーナーです。トレーニング関連の話、フィットネス業界の話、健康関連の情報・ニュースなどについて書いています。

砂糖なし、小麦粉なし、ベーキングパウダーなしのバナナパンケーキを作ってみた。

ブンブン♬ハローYouTube!!

でお馴染みの人気YouTuberだけでなく、

もはやYouTube全体で当たり前のコンテンツになっている「やってみた」ですが、今回はワタシもそれを"やってみました"。

 

Twitterで流れてきたバナナパンケーキの作り方が余りにも簡単そうで、非常に健康的で太る要素もほとんどないのでコレはイイ!と思いました。

 

では、工程をご紹介します!

 

用意するものは卵とバナナ。

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それだけです!本当にそれだけ!

Twitterで見たネット記事では

卵2個 バナナ1本 でしたが買ってあったバナナが小さかったので今回は2本にしてみました。

 

まずバナナを細かく切ります。

とにかく細かく!

そしてすりつぶします。

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記事ではボウルを使ってましたが、バナナの切り方が大きめになってしまったようなのですり鉢とすりこぎ棒を使いました。 

 

そして卵🥚を二つ入れて混ぜます!

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簡単でしたね♬

ここまでただ切って混ぜるだけですから。

 

あとはフライパンに油を引いてそこに垂らして焼くだけ。もちろんオリーブオイルを使いました。

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ポイントは焼き加減ですね。

焦がさないように火を一旦止めたりして、様子を見てひっくり返します。

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ちょっと焦げ付いたかも😅

 

後は混ぜた分で作れるだけ焼いて、重ねて完成です!!

 

もう少し明るい色が出るように焼き方は要練習ですね。

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卵2つですからタンパク質も10gは摂れるでしょう。何よりも砂糖不用、小麦粉も使わない、その割にバナナだからそれなりに甘いんですね。

 

朝食にもイイかも知れませんし、ケトジェニックダイエットをしてる人なら"食べてもいいオヤツ"になります。

 

ランナー、ジョガーが増えたので改めて有酸素運動について確認してみます。

フィットネスクラブの他、運動施設の休業や閉鎖に伴い

明らかにランニング(ジョギング)をしている人が増えましたね。

 

むしろ増えすぎというくらいで、あの山中伸弥教授もランニング中にもフェイスガードやマスクの着用をする方が良いなどという注意喚起をしているほどです。

 

フィットネス業界と言えばここ数年は圧倒的な筋トレブーム、ボディメイクブームでしたが、ここに来てランニングにフィットネス市場が大きくシフトしています。

まあ、もともと日本人はマラソンが好きですけど。

 

ここで改めて走る、泳ぐ、歩く、などの有酸素運動についておさらいしてみます。

 

 

有酸素運動とは・・・・

主要三大エネルギー代謝の内の有酸素系代謝でエネルギー産生と消費を行う運動。

 

代謝経路1 リン酸系:クレアチンリン酸をクレアチンキナーゼで分解してATPを作る。

 

代謝経路2 解糖系:筋中のグリコーゲン、または血中のグルコースをピルビン酸まで分解(変質と呼ぶべき?)する過程でATPを産生する。このATP産生作業の流れでピルビン酸は最終的に乳酸になる。筋トレして「利いたー!」とか「パンプした感」が出るのはこの乳酸によるものが主。

乳酸が溜まったこと(血中乳酸濃度の上昇)が脳へのシグナルになり、成長ホルモンが分泌される←これが加圧トレーニングの肝の部分!つまり加圧トレーニングとは乳酸を溜めさせる「行為」だということ。

解糖系代謝が行われるのは、ミトコンドリアの中のクエン酸回路 なので「クエン酸を飲むと疲れにくい」とか「疲労回復になる」という謳い文句でサプリが販売されている(最近はあまり目立たなくなったが「カラダ燃える」とかがそれ)

 

代謝経路3 有酸素系代謝※ココ:1と2以外の代謝経路。体内の糖質、脂質、たんぱく質のすべてを分解することでATPを作る。1・2と違ってこの場合は分解に「酸素」が必要なので「有酸素系」と呼ばれる(1と2は「無酸素系代謝」)。また、同じく1・2と違って代謝経路(エネルギーの元)に脂肪”も”使われるため、この部分が強調され「有酸素運動は脂肪燃焼に効果的!」と言われている。酸素を使ってエネルギーを作るというのは「物が燃えること=物質が酸素と結合して熱を生むこと」に非常に良く似ているため、「脂肪燃焼」と呼ばれるようになった。(この語源は製薬会社各社がかつてアミノ酸配合スポーツドリンクを積極的に広告した時に打ち出した言葉だと個人的には思う。「燃焼系♪燃焼系♪「アミノ式」♪のCM by 仲間由紀恵 だったはず」)

 

一般的に1と2は強度が高い運動=キツイ運動として見られ、それに比べて有酸素は「低強度」と見られる(単純に代謝経路から考えるとそれで正しいけど、スロトレなど選択肢はあるし、レジスタンストレーニングをきちんと理解すれば「筋トレ≠キツイ」だとわかる←伝えるべきはここか?)

低強度=誰でもできるということで、「運動」の代名詞として日本人の多くが実践しているのがウォーキング(万歩計を付けて一日一万歩くようにしている)、ジョギング、スイミング(水中ウォーキング)。フィットネスクラブではスタジオプログラムが大人気(「グループパワー」とか「ボディパンプ」と筋トレプログラムも有酸素ですからね)、トレッドミルも利用順で時にはケンカが起こるほどみんな大好き。

最近では「自分の汗まみれの姿が隣の人から見えにくくて良い」ということで暗い部屋の中での有酸素運動(ボクシングやサイクルが主)も人気。

 

ATP産生のために「たんぱく質の分解」も行われるため、筋肉が減ってしまう要因にもなることからボディビル、ボディメイク系のトレーニーは有酸素運動に積極的ではない。減量の時に「取り入れる」程度。

 

世間の一般的な「有酸素運動」のイメージ=「健康に良い&ダイエットになる運動」

 

 

では、より専門的に有酸素運動を見てみるとどうか?

有酸素運動=「心臓血管系の機能向上が見込まれる運動」

有酸素運動=「心臓血管のトレーニング」

有酸素運動=「持久力が向上するもの」

などというのがより正確な表現ではないか?

 

有酸素運動が人体に与える影響(パフォーマンス)として明確にデータが出ているもの

・最大酸素摂取量の増加(VO2max)

  →1分間に消費できる酸素の最大量 多いほど「息が上がらない」ということになる。

・AT(無酸素性作業閾値)の上昇

  →運動を続けるうちにだんだんと強度が強くなる感覚が出てきて、呼吸も辛くなってくるポイント=AT がレベルアップしてより高い位置になること。

酸素の摂取が追いつかず、解糖系代謝を使うようになってしまう運動の境目がより遠くなる。

簡単に書けばこちらも「すぐにバテないようになる」とか「スタミナがつく」ということ。

ATとほとんど同義語でLT(乳酸性作業閾値)とVT(換気性作業閾値)がある。

 

上記の2点から派生する結果として人体に起こる変化は・・・・

・肺での酸素交換(ガス交換)能力の向上:そりゃそーですよね

・心拍出量(一回拍出量)の増加=安静時心拍数の低下:つまり「心臓が強くなる」ということで平常時の血圧が下がる。平常時心拍数も下がる。

※体脂肪が消費される量が増加するなどとは専門書ではあまり書かれていない!!

※書かれているもののあるけどオマケ効果というくらいものでしかない

 

何をどう考えても「バテない体になる」または「疲れにくくなる」ものが有酸素運動

 

アスリートは積極的に走り込みなどをしているのはスタミナをつけるため、アスリートが行っている競技の練習がきちんとバテずに、集中して行える基礎体力作りとして有酸素運動は行っている。

筋肉が減ってしまうとは言え、実際はそうでもないことも頻繁にある。

 

 

有酸素運動によって中性脂肪や血糖値の異常、血中コレステロールのバランス不均衡や糖尿病、あるいは動脈硬化などの内科的疾患?血液系の異常が解消されるのはなぜか?

これについてのメカニズムに関する記述が専門書には少なく、統計的なデータが主。(「有酸素運動を定期的に行ったグループは、そうでないグループに比べて血液関連の各数値が改善しました」みたいなやつですね)

 

 

個人的な推測

有酸素運動によって、全身の血流が促進される。

・入浴や部分的温熱などの他動的なものとは違い、意図的な筋活動と関節運動が行われるため促進さえる度合いがより大きい(水泳などは全身の関節がフル稼働)。

・それによって肝臓への血液還流量(門脈循環と言っていいかも?)が増加する。

・解毒や異物除去、血液中のあらゆる物質のバランス調整を行ういわば浄水器のろ過機のようなものが肝臓なので、ろ過機に何度も血液が通されることで、血液がキレイになってゆく。

・それによって血液系の正常化が促され、「健康な状態となる」

ではないだろうか。

 

以上です。

睡眠で「疲労」は回復するのか?

睡眠について、引き続き考えていきます。

 

このブログを書くにあたって、「睡眠の常識はウソだらけ」という本を参考にしており、そこでは「いかに我々が持っている睡眠というもののイメージが間違っているか」「根拠のないところから勝手に植え付けられた幻想であるか」といったことが書かれており、その上で「睡眠はコントロールできるものである」として

短い時間でも大丈夫なもの=睡眠 だとしているようです。

(私もショートスリーパーにはなってみたいものですが、今のところどうやってもできないままです)

 

ここ数回、睡眠についての私の考えをまとめていますが、やはり睡眠は必要なものであり、どうしても7~8時間はかかってしまうものではないかという意見に変わりありません。

 

この本の中では「睡眠に疲労回復効果があるなら、多くの人が肩こりと腰痛に悩んでいるのは不思議だ」と指摘しています。

この点に関しては確かにその通りなおかしな点であるといえますが、肩こりと腰痛は「疲労」というよりも「不調」と表現すべきだと思います。

 

つまり、

「睡眠は肩こりや腰痛などの整形外科的な体の不調や痛みを直接的に回復させるものではない」ということです。

この場合、必要なのは血流を促すことです。

患部やその周辺に血流が十分にあることで、痛みの元となる物質が流れ、栄養素が送り込まれることによって痛みが緩和していきます。

ストレッチやエクササイズ、あるいは鍼灸、マッサージなどの医療行為はすべて、血流を促す行為であると考えられます。

 

睡眠時には血流はむしろ制限されますから、寝ることは痛み改善の条件から遠ざかることになります。むしろ関節痛などは「寝ている時にひどく痛む」ということもあるくらいです。

「睡眠時には成長ホルモンが出る」というものよく聞く話で、そのホルモンが傷んだ組織を修復するということもまた睡眠の話が出る時によく聞かれますが、「ホルモンは血液によって全身に運ばれるもの」ですから、寝ている時に分泌されたとしても、それが痛いところに十分届いているかは疑わしいものです。

もっと言えば、寝ている時に成長ホルモンがきちんと出ているかは専門の研究機関で調べてもらわないとわかりませんし、そもそも成長ホルモンは「子供が大人になっていく過程で積極的に出る物質」ですから、大人になってからそれが出ていたとしても、その効果を実感することができるかは不明です。

 

このように振り返ると、睡眠は「痛みを直接的に回復させるもの」ではないと考えられます。

 

 

しかし、一般的な疲労または疲労感を回復させる効果はあるのではないかと考えられます。それは睡眠について書いた何回か前の記事で触れたように、

日中の活動で身体を活発的にした分の、帳尻合わせとして身体の代謝をさげること

というものになります。「動かした分、休ませないとダメ」ということですね。

 

寝ることとは、基礎代謝を下げ、体温を下げ、血流量を下げ、血圧を下げ、と一見すると人体にとっては危険な状態になることのように見えますが、

「人体の生命維持に必要な最低限の代謝、最低限のエネルギー消費まで活動レベルを落とすこと」という見方もできます。

 

一旦そこまで活動レベルを下げることで、身体のあらゆる機能を使わなくて済む状態になり、それが「回復」に相当する体の状態を作るのではないでしょうか。

 

「睡眠の常識はウソだらけ」では、

「風邪などの体調不良から体が復調するのは寝るか寝ないかではなく、時間経過によるものだ」と主張していますが、風邪を引いた状態で通常通りの生活をするよりも、安静にしている、さらにしっかりと眠るほうが治りは早いのではないかとも思います。

(個人的な体験からの話になってしまいますが)

風邪を引いたけど、寝ないでずっと起きているほうが良いとはどうしても思えません。

 

上記のように

生命維持以外の余計なことをさせないこと=睡眠

と考えれば、

寝ること=生命維持に人体が集中できる状態 であるとも言い換えることができます。

 

睡眠とは「身体活動や消化吸収など、余計なことをしないで生命維持に集中できる」ということ。

そしてそれが風邪等のウイルスと戦う「免疫力」をもたらすのではないでしょうか?

著名人、芸能人に求められることは発症前の行動を事細かに公開すること

睡眠というテーマを続けようかと思いましたが、

ここでいったん一連のウイルス感染報道について感じることを書いておきます。

 

ウイルスそのものについて、または症状について

あるいは感染防止のための国や都県の施策、

休業補償としての支援金について、または個人でできる予防策など

様々な観点がありますが、一般市民の一人として最も気になるのは「予防策として何をすべきか」ということになるかと思います。

 

日々報道されるのは、今日の感染者数であったり、今の段階では報道されても正直どうでもよい諸外国の様子、あるいは「三密を避けるように」と言われているにも関わらず、営業しているお店に殺到する人々の様子ばかりですので、「肝心の情報」になかなか辿り着けません。

この場合の「肝心な情報」とはずばり「感染経路」です。

例え正確ではなくても、「おそらくあの瞬間に感染したのではなかろうか」と思われるポイントがあればそれは大いに参考になるはずです。

 

今朝のTBS情報番組「グッとラック!」では、珍しくその点について少し触れていました。

現在、ウイルスに感染し入院中の30代男性への取材だったのですが、その男性はマスクに加えてゴーグルまでしてガードし、手洗いうがいも入念に行っていたそうです。(実際の放送ではその方のマスク&ゴーグル着用自撮り写真まで画面に映りました)

にもかかわらずなぜ感染してしまったのか?

疑わしいのは、実はこの男性は副業でマッサージ師をしており、1対1で人ときわめて近距離で接する機会が多かったということ、そしてその時に限ってマスクを着用していなかったということです。

「なんでそこだけそうするの?」と思わず突っ込みたくもなりますね。

 

ここから推察できることは、やはり国や都県が言うように人と人との接触が感染源になっている可能性が高いということです。

そう考えれば外出時にマスクをつけることへ意識を高く持つ以上に、複数人が集まる室内、または近い距離で人と接する時こそマスクをしっかり着用すべきではないかという考えが成り立ちます。

 

我々は何となく「屋外の空気中に漂っているウイルスを吸い込まないようするため」にマスクをつける感覚がありますが、むしろ室内に入る時にこそマスクをするべきかも知れません。

大げさではなく、家族にうつさないためには「自宅でマスク」も検討するべきでしょう。

 

 

志村けんさんがウイルスの影響で亡くなられたことをきっかけにするように、東京都はいわゆる「夜のお店」の業界へ向けての休業またはそういった類のお店に行かないようにとという忠告を都民へ発しました。

公にはなっていませんが、やはり「近い距離で接する」という状況が発生するということなんでしょう。そこだけやけに限定的でしたからね。

 

その他、多くの芸能人や著名人たちが自身のウイルス感染を報告していますが、そのほとんどが感染経路についての明言を避けているのも気になることころです。

一昨日は元プロ野球選手の片岡篤氏が感染を公に発表し、動画で見るからに苦しそうにしている様子と共に「みなさんも気を付けて」という趣旨の言葉を発していましたが、大変申し訳ありませんがそれだけでは不十分に感じました。

「ウイルス感染の症状が出る前に片岡氏はどんな行動をしていたか」

「その行動の中のどの部分で感染したことが疑われるのか」

という2点について触れず、「皆さんとにかく気を付けて」では注意喚起ではなくただ恐怖を煽っているだけです。

 

報道ステーション富川悠太アナウンサーも同様です。

感染が判明してから数日後の同番組で「富川さんの感染前後の詳細」がフリップで説明されていましたが、「発熱を自覚したのはこの日」や「それでも一度は熱が下がったので番組出演を続けた」といった事実は報じられたものの、やはり「感染したと思われる場所や瞬間」については全く触れられることはありませんでした。

 

石田純一さんも感染を報告しましたが彼の場合は

不要不急の外出を避ける要請が出ている最中に飛行機に乗って沖縄へ行ったこと

そしてご自身が経営されているというお店の店長?(従業員?)とお店の休業に関する話し合いをしたことなどを報告しています。

そして今日のスポーツ紙が報じるところでは、それに加えてゴルフ(複数人でのラウンド)までやっていたことを告白したそうです。

タレントとしての世間からの印象や所属組織からの信頼を大きく損なうことになってしまったわけですが、正直に、そして比較的詳細に事の経緯を話してくれていることは我々にとって非常に有益な情報になります。

 

石田さんの行動から参考になる部分は

・直接対面しなくても

通話やビデオ通話で済むことはそれを使ったほうが良いこと。

・ゴルフなどオープンエアーの状態であっても、人と人(感染していないことが明確な家族を除き)が長い時間近くにいることはリスクである

といったことになるでしょう。

 

その他、多くの著名人や芸能人たちが感染を報告しており、今後もその数は増えていくことになると予想されます。

 

この段階で言えることは

仮に彼らが国や都県からの要請に完璧に従い、

人との接触を極力避けて、外出は食品の買い出し等の

最低限なものに止めていたにも関わらず「感染してしまった」ということであるなら、確実にそうした趣旨の発言をしているだろうということです。

 

「私は入念にガードを固めていましたが感染してしまいました。近所のスーパーに行くくらいの外出しかしていないのにです。そのくらいしか思い当る節がありません。だから皆さんも気をつけください」ということならば理解できるのですが、

多くの有名人たちはそういったことは言わず、ただ感染を報告するのみです。

 

ということは、勝手な想像で失礼ながら

「やめてください、控えてください」と要請が出ている場所へ行った、行動をした、または「三密」になる要素を作ったと推測してしまいます。

そしてその背景にある心理は「まあ自分は大丈夫だろう」という油断があったのだろうとも考えられるのです。

 

影響力を持つ芸能人、著名人の皆さんは仮に感染してしまった場合、非常に言いにくいのでしょうけれど、「どこで何をしていたのか」を我々に教えて欲しいと思います。それが感染拡大防止に役立つ情報となるからです。

シンプルに考える睡眠の必要性② 睡眠は生命維持のための「休止」?

今回も「睡眠の必要性」について考えてみます。

結論から言えば、健康のためには必要なこと だと私は考えています。

 

前回も少し触れましたが睡眠はまさに「その人の生活習慣の一部」なので、「一番良い睡眠時間は人それぞれ」ということになるかと思います。

(一般的にな生活から考えるとおおよその目安として7~8時間は必要ではないかと前回触れました)

 

睡眠というテーマはいろいろな角度から考えることができるので

今後の記事でも続けて書いていこうと思います。

例えばショートスリーパーになれると主張する団体や個人が発信する情報によれば、「眠気を感じることが睡眠不足であると一括りに捉えるべきではない」ということですが、確かに睡眠とは別に「眠気」を感じる場所や状況は日常のあらゆる場面で発生するので、その指摘は一理あると思います。

(と言ってもショートスリーパーそのものには疑問ですが)

 

やはり睡眠とは「身体を休ませる行為」であることに間違はないと私は考えています。

前回は人間の活動時間の観点からそれに触れましたが、生物としての身体活動という点から考えても、どうしても必要になってくるのが睡眠なのではないでしょうか。

 

睡眠とは見方を変えれば、身体に悪い行為でもあります。

昔から「そんなところで寝てると風邪ひくよ!」などと言われることがあるように、確かに睡眠中は筋肉の活動が無いことなどから体温が下がり、免疫力は低下します。

当然血圧も下がりますし、心拍数も下がります。ということは全身の血流が悪くなるということにもなります。

いわば睡眠とは仮死状態なんですね。

 

ドラマなどでよく(むしろコントの舞台設定の方が多い気がしますが)雪山で遭難し、「寝たら死ぬぞ!!」などと仲間内で励まし合うシーンがありますが、確かに寝るという行為は病気に掛かりやすくなる、または命を危険にさらす行為でもあります。

 

しかし、なぜそんな睡眠が必要なのかというと、起きて活動する(ONにする)分だけ休ませる(OFFにする)必要が出てくるからだと思います。

寝ることが身体に悪いというのは、前述した体温低下や心肺機能低下からくるいわゆるバイタル(生命維持機能)の低下ですが、

人が活動する、生きるという行為にはそれほど莫大なエネルギーとエネルギー代謝が必要になるということです。

 

病気から身を守る免疫はもちろん

身体に悪いものばかり食べ過ぎてメタボになったり、酒の飲みすぎで脂肪肝になったりといった不健康状態であっても人体は生命維持を続けますから、不健康な体だけど「生きていられる」わけです。

呼吸をする、血液を送るために肺と心臓を動かし続けなければなりません。

また、免疫に直結するのが体温であり、人の体温は35°~36°なわけですがその温度をキープし続けなくてはならないわけです。

 

体温で考えればわかりやすいですが、35°~36°というのは気温に置き換えれば真夏の猛暑または酷暑と言っていいくらいの温度です。

そのくらいの高温の暖房をガンガンにつけている状態が人間の体温であり、それによって免疫ほか生命維持活動がなされるわけで、それを基礎代謝と呼びます。

 

この状態を長時間続けることは「生命体としての人体」には酷な事であることは容易に想像がつきます。

人体はよく自動車に例えられますが、自動車も長時間走ってそのままエンジンをかけっぱなしにして置いたら劣化が進み、すぐに故障してしまいます。走った分だけ休ませる必要がありますね。

 

このように考えれば、莫大なエネルギーと労力を使う「生命維持」という行為に相当する分の休息を取らなければバランスが保てないことも推測できます。

 

体温も下がり、血圧も下がり、、、と命を危険にさらして仮死状態になる睡眠ですが、明日また生きるために必要な「身体の活動休止行為」と捉えれば、やはり健康のためには必要なものであるといえます。

 

シンプルに考える睡眠の必要性

新型コロナウイルスの影響が止まることを知らない状況です。

こんな状態になるなんて誰も想像しなかったでしょう。

 

「自粛要請が出てるけど、かかる時はかかるからしょうがない」などと外に遊びに出てきた繫華街で顔出しでインタビューに答える20代の女性もいるようですが、それならいざ感染しても一切の医療機関を受診せず、自分の力でどうにかしてほしいと思います。

 

新型コロナウイルスに限らず、風邪でもインフルエンザでも

対処は大きく分けて二つ、「予防するか、治療するか」ですね。

インフルエンザについては治療法がある程度確立されているので、罹ってしまっても何とかなることがイメージできますが、新型コロナウイルスは約8割の人には症状が出ないことがわかっていても深刻な状態になってしまう人もいて、残りの2割に該当してしまうかもという恐怖と、自分は大丈夫だろうという楽観の二つが入り混じっているのが現在の日本(主に東京)ではないかと思います。

 

さて、予防法としてみんなが群がっているのがマスクですが、実際は予防というよりも電車やそのほか、人が集まる場所でくしゃみや咳をしても誤解を招かないようにというイメージ作戦として利用しているように感じます。

 

根本的な予防はやはり免疫ということになり、その場合どうしても必要になるのが睡眠ではないかと思います。

なかには「寝なくても大丈夫」とか「短時間睡眠でも大丈夫」といった意見があり、実際に睡眠時間というものは個人差が大きいため

「どのくらいの時間を寝るのが良いのか」というのは統計的なデータ(〇時間寝る人たちは〇時間の人に比べて長生きだなど)で語られることばかりで、直接的な判断は誰もができていないのが現状です。

 

一般的に睡眠時間のみに着目すれば、7~8時間が良いとされていますが

科学的でもなくシンプルに考えればそのくらいの時間は必要だろうということは自然に推測できます。

というのも、一般的に人間が朝起きてから積極的に活動する日中の時間というのはおおよそ8時間くらいだからです。

個人差はありますが、早い人で朝5時、遅い人でも9時前後に目を覚まし、そこから体を活動モードにして仕事などハキハキと動ける状態になるまで1時間はかかるでしょう。当然、仕事の時間や日中の活動を終えて夜も何かする場合もありますが、どこかのタイミングで食事や昼寝などの休憩タイムは取るはずです。

つまり多くの人が最も活動的になるのは9時~15時、または10時~18時くらいになるはずです。

この時間は身体が起きていて、神経も敏感になり、脳が活発になります。

身体を動かすため筋肉も活動しますから、「その時間分の休み時間」をどこかで作らないとプラスマイナスゼロにすることができません。

人間が(多くの人)が最も活動的でいられる時間が7~8時間であり、それを超えると過度の疲労がたまります。そして「その動いた分」を帳消しにする「動かない分」を意図的に設けないと疲労が返済されないままになります。

睡眠負債などと最近は表現しますが、長時間労働に見合った休む時間として一定時間の寝る時間は必要になるということは自然に理解できます。

 

身体、または脳などを活動させた分だけの休む時間が必要で、それが7~8時間というものになるのだと思います。

冷静に、新型コロナウイルスについて、確認してみます。

2020年はオリンピックの年!

賛否両論あれど、開催されてしまえばそれなりに盛り上がるはずだし、

でも大会終了後の経済の落ち込みが不安、、、なんて考えてましたが

一気にそれどころじゃない雰囲気になってしまいました。

 

ここで新型コロナウイルスについてはっきりしていることをおさらいしてみたいと思います。

一つ一つ確認することで、対処法が見えてきたりもするからです。

 

 

新型コロナウイルスについてわかっていること

 

①治療方法が(2020年2月29日時点で)無い

新型コロナウイルスが恐れられている最大の要因は「治療方法が無いこと」または「対応する薬が現時点で無いこと」にあります。インフルエンザも怖いですがタミフルなどの薬や予防接種、ワクチンなども既にあります。新型コロナウイルスは「新型」ですので、新型の対抗策が開発されないと対応できないわけですね。

HIVの薬を使用してみたところ症状が改善した」という報告もありますが、あくまでも「試してみただけ」ですから意味の無い報道であると言わざるを得ません。

アビガンなど薬についてもそれが新型コロナウイルスに対して応用可能なものであるのかの研究が始まったばかりという段階です。

 

②肺炎

次に重要なのが「肺炎になる」ということです。

漠然とですが、罹患してしまうとほとんどに人が重篤症状に悩まされるようになり、場合によっては死の危険にさらされるような恐怖感を感じてしまいますが、それは偏ったイメージです。

直接的にガス交換を行っている肺に炎症が起こると、生命維持の基本である「呼吸」という行為に影響がでます。

体力がある青壮年であればまだしも、高齢者の場合は重症化して呼吸ができなくなり死に至るという可能性が生じてきます。実際に亡くなった方もおられますがその方々はやはり高齢の方、または糖尿病などの代謝系疾患を持っている方だそうです。

 

 

「特効薬が無く、罹患してしまうと非常に厄介な肺炎という症状がでてしまう」これが新型コロナウイルスの問題の8割ほどを占めていると個人的には考えています。

我々が新型コロナウイルスを恐れる理由のもっとも大きな部分は「死の恐怖」ですが、実際に罹患してしまった人にはどんな措置や治療行為が行われているのか、ということは全くと言っていいほど報道がなされません。

 

基本に治療法が無いわけですから、行われているのは「対処療法」

つまりウイルス感染によって発症する症状によって体力が無くならないようにその苦しみを和らげる行為がなされているわけです。

なんとも情けないですが、症状が落ち着き、回復してくるまで、おとなしく寝ているということです。

 

 

③感染経路は現在わかっている時点で3つ&騒ぎになっているのは「エアロゾル感染」であること

経路は飛沫感染接触感染、エアロゾル感染です。

飛沫感染:濃厚接触と表現されるものがこれ。既存感染者の咳やくしゃみのしぶきに触れることで感染するタイプ。

接触感染:ウイルスに汚染された物に触れる、環境に接することによる感染。

エアロゾル感染:これが一番複雑で、名前の印象から空気感染だと感じてしまいますが正確には違うようですね。エアロゾルとは「気体中に浮遊している粒子」だそうです。ますます空気感染と同じようなイメージしか湧いてきませんが、かなりはしょって要約すると、「間接的な飛沫感染」だと理解すればいいと思います。

ウイルスが含まれた細かなミストのようなものが漂っているところに一定時間滞在することで感染してしまう、ウイルスを吸ってしまうということですね。

感染拡大防止のため、政府は各学校に休校要請を出し、多くの人が密閉された空間に集まって同じ時間を共有する種類のイベントを中止することも民間へお願いしています。それによって音楽やスポーツイベント、展示会等のイベントや催し物のほとんどが中止になりました。

ですから、空間を密閉させないように窓を開けるなどして積極的に換気をすることがエアロゾル感染予防には有効なようです。

 

 

④マスクについての理解

そしてもはや異常事態といっていいほどの「マスク」についてです。

上記のエアロゾル感染というものを知ると、マスクは「ミストを吸い込まないためには有効」だと思ってしまいますが、マスクが最も効果を発揮するのは「既に病気になってしまった人が他の人へうつさないようにするため」です。

まだ罹患していない人が「ウイルスを吸い込まないように」と思ってマスクを着用する場合は、「口と鼻を完全にマスクで覆い隠して隙間が無いように密着させる」必要があります。その状態を作ることの方が難しいんですね。

仮に完璧マスクで口と鼻の粘膜を覆ったとしても、目(まぶたのうらなど)の粘膜がむき出しになっていてはそこにウイルスが触れてしまう危険性もあります。

ですから「予防」として有効な手段と呼べるのは、しっかりと睡眠をとって疲労をためないことや栄養素タップリの食事をすること、湯船に浸かることなど、とにかく自分の免疫力を高めることになります。

 

なんとも頼りないものですが、マスクをしていることに安心せず、手洗いうがい(あとできれば目洗いも)をして、空間を密閉させないようにすることといった原始的方法に頼るしかないのが現実です。

 

そしてその現実が現時点での最も有効な個人レベルでできる対応策です。