松浦弥太郎という人がまさに「考え方のコツ」という本を出していてそれを読んだ影響もありますが、フィットネスクラブやスポーツクラブというものについての考え方、あるいはトレーニング・運動というものについての考え方のコツについて書いていきます。
このブログでも何度も書いてきましたが、まずトレーニングや運動というものを考えるコツは、他のスポーツや勉強と同じように考えることです。
・どんなトレーニングをしたらいいのか?
・何回やればいいのか?
・どうやれば効果的なのか?
というトレーニングに関する疑問が頭に浮かんだときは、他のスポーツ、自分がやっている、やっていたスポーツに置き換えます。
仮にあなたの得意スポーツがテニスだったら以下の通りになります。
・どんな練習をしたらテニスが上手くなりますか?
・何回練習したら上手くなりますか?
・どう動けば効果的なショットが打てますか?
こういった質問をコーチにしたとしてもはっきりとは答えられないでしょうし、初心者からこういった質問をされても「そんなの一言で言えないよ!」と思うはずです。
勉強で考えるなら以下の通りになります。
・何の勉強をしたら頭がよくなりますか?
・教科書を何ページ読んだら成績が上がりますか?
・どう勉強したらテストの点数アップに効果的ですか?
「これです!」と一言で答えられることはできませんよね?
・どんなトレーニングをしたらいいのか?
・何回やればいいのか?
・どうやれば効果的なのか?
という疑問を持ち、それに対する答えを探そうとするのは、何百種類もある薬の中から、どれとどれとどれが自分に合った薬なのだろうか?と探し出そうとするような感覚なのです。そもそも運動・トレーニング・フィットネスというのはそういった類のものではないし、フィットネスクラブやスポークラブは病院ではありません。テニススクール、ゴルフスクール、スイミングスクール、野球教室のように「練習をするための場」を提供するところなのです。
トレーニングはスポーツや勉強として考えるというのがコツです。