ブログタイトルの言葉はプロボディビルダーの山岸秀匡(ひでただ)の言葉です。
ボディビルのプロ選手が言っていると説得力がありますが、注目するべきなのはいわゆるウエイトトレーニング、筋トレというものを「スポーツ」として定義しているという点です。
ボディビルというものは「競技」なのです。
参加者の肉体を比較、審査して優れた者を選び出すという競技です。
フィギュアスケートやシンクロナイズドスイミングなど同じようなものと考えるとわかりやすいでしょう。
このブログでも何度もトレーニングは「スポーツや勉強と同じようなもの」であり、「人から習うものであり、定期的に継続すること」で効果を得られるものと書いてきました。
ボディビルという競技がその性質上、「ミスキャンパス」や「ミスユニバース」というようなコンテストに近いものがあり、そのせいもあってスポーツという認識よりも、きれいな女性・かっこいい男性を決める「オーディション」のような認識が一般的には広まっていると思います。
ウエイトトレーニングと「スポーツ」と捉えるかというのは面白いディベートのテーマとなるのではないかと思いますが、スポーツをやることと同じように捉えておくことに間違いはありません。
フィットネスクラブで多くの人はランニングマシンで走ることからトレーニングを始めることが多いですが、それではゴルフもフットサルもテニスもスイミングも、練習する時はランニングから始めるのでしょうか?違いますよね。
当然その競技、スポーツのための動きから始まるはずです。
そして、あらゆるスポーツは「自分の感覚・センスだけでやってみること」で上達することは絶対にありません。
自分の感覚だけでボールを適当に投げている
自己流のバットの振り方で素振りをしている
という子供が野球が上達するわけがないのは当然です。
(何もしてない子供よりは上手くなります)
運動・トレーニングもスポーツです。
あなたが今までやってきた(やったことがある)スポーツ、または現在も続けているスポーツの中で、全く誰からも教わることがなく、自分の感覚だけでやった、やっているものはありますか?
でも筋トレやフィットネスクラブでの運動は「一人でできる」という人が多いんです。なんででしょうかねぇ?