今週日曜日(5月6日)はフィットネス業界人としては毎年恒例の、
と言っても過言ではない「東京オープンボディビル選手権大会」が開催され、今年も観戦して参りました。
お笑いタレントがボディビルに挑戦をしたり、フィジーク選手や筋トレユーチューバー等の影響もあるのか、10年ほど前はまだまだマニアックなゲテモノ扱いだったボディビルは今や多くの人のあこがれの舞台になっています。
現在、プロボディビルダーとして海外で活躍する山岸秀匡選手が、かつてフジテレビで放送されていたジャンクスポーツという(何の中身もない)番組に出演した際に、バカにしているとしか思えない扱いを受けていたことがありました。
もしかしたら今でもその映像は動画サイトに残っているかも知れません。
しかし、完全に時代は変わり、スポーツや囲碁将棋などと遜色ない「競技」としてボディビルは定着してきている感があります。
大手企業が1社でもスポンサーになってくれて成績優秀者と契約してくれる、なんてことが起きれば競技から「プロ競技」へと一気に変革が進むかもしれません。
この大会は「オープン」という大会名が示すように誰でも参加できる大会で、
いわばビギナーの人やボディビル歴が浅い人向けの大会というのが根底にありますが、もはやそんな程度のレベルではなく、むしろ初心者がのこのこ参加してきても瞬殺されてしまうほどと言ってよいくらいの参加者の層は厚いものになっています。
注目だったのはやはりタレントでもある、なかやまきんに君です。
この人も筋肉タレントとして(お笑い芸人ということもありますが)、これまでゲテモノ扱いされてきた印象がありますが、もはやすっかり「競技者」です。
ちゃんと中山翔二選手と呼ぶべきですね。
大会パンフレットを見て知ったのですが、そんなきんに君も39歳!!
そして全くそんな年齢を感じさせない見た目の若さでした。
決勝ラウンドに見事勝ち残り、1分間のフリーポーズでは
知っている人にはおなじみの「きんに君のネタ」になっている
ボンジョビの「It's My Life」に合わせてポージングを決めてくれて、会場は大盛り上がりでした。
ボディビル大会はあくまでも「競技としての大会」であり「競い合い」なのでショーでもなければエンターテイメントでもありませんので、大会の時間が非常にながく、見ていて中だるみしてしまうという点が問題と言えば問題です。
多くの人にもっとボディビルを見てもらうには見ている側に「飽き」を感じさせない大会運営の工夫も必要だと感じました。