フィットネスクラブで働くトレーナーblog

フィットネスクラブでパーソナルトレーニングをしているトレーナーです。トレーニング関連の話、フィットネス業界の話、健康関連の情報・ニュースなどについて書いています。

異常なことを普通だと思ってしまうこと

フィットネストレーナーというのは職業柄、ビジネススーツを着る機会が

ほとんどありません。

一日の大半をスポーツウェア(ユニフォーム)で過ごします。

通勤、出社という流れはありますが、職場に到着するとすぐにユニフォームに

着替えてしまうため、私服で通勤することが多いです。

 

たまにスーツを着てみると、「こんなに苦しいものなのか!」と実感します。

首までワイシャツのボタンを留め、その上からネクタイを締めるのでその時点で

首の動きが制限されます。

その上からジャケットを羽織ると、今度は腕や肩の関節の動きが制限されます。

電車のつり革につかまるような腕を頭上に上げる動作が制限されるとそれだけで

疲れを感じます。

 

自分自身の体、全身の関節動きを制限されることはこんなにも不自由なことなのかと

改めて感じます。

人体の構造や肩、膝などの関節という点から見れば、自由を奪われた状態なわけですから正常な状態ではありません。異常なわけです。

 

しかし、その状態をながく続けていると、自然と体はその状態に慣れてきてしまいます。

自由を奪われた状態を普通だと感じるようになった人がフィットネスクラブで運動をしてみると、今までの自分(の体の状態)にショックを受ける方も多いです。

当たり前にできるはずのことができない、できるけれどかなり大変な思いをするということがあります。

 

具体例を挙げれば

かかとを床につけたまま(かかとを浮かせないで)しゃがめない。

片膝立ちの状態から立ち上がれない、何かにつかまらないと立てない。

仰向けに寝て、腹筋の筋力で体を起こせない(脚を振って反動をつけないと立てない)。

などのものがあります。

 

世の中の「仕事」と呼ばれるものはすべて、効率を上げる、より良い仕事するためにもビジネススーツなど着ずに身体が動かしやすい服装でやるべきだと思います。