ここ数日で、24時間型のジムの出店の情報が2件も立て続けに入ってきました。と言ってもティッシュ配りで知ったのと、路上看板で見たの程度のことですが。
いつも利用する駅とその隣の駅に今月中に一店、来月10月にまた一店新規開店します。
一つは「エニタイムフィットネス」です。
毎月の会費約8000円で、日本中&世界中の同系列のジムが24時間使い放題 というものです。
そしてもう一つが「ファストジム」というお店。こちらは大手フィットネスクラブであるティップネスが管理運営を行うものです。
はっきりいってこちらは「エニタイム」の後追いです。
フィットネス業界が大好きな事例追従、つまり
「あのやり方が流行りそうだからウチもやってみました!」
「あの店舗運営型式がもうかりそうだからウチでもやってみよう」の典型です。
24時間営業・スタジオなし・プールなし・お風呂はシャワーだけ という形式のジムは他にも挙げればいくつかありますが、自分の生活圏内に出店してくるのを見ると、増えてきているというのを実感します。
この「24時間ジム」が速いペースで出店し、店舗数を増やしているというのは、様々な要因が考えられます。
家賃が安いテナントで出店できる。
飲食店と違って部屋を開けておけばいいだけなのでランニングコストがかからない。
最小限のスタッフ数で運営できる、場合によっては無人での営業も可能。
などの要因が考えられます。簡単に言えば「安い金額でできる商売だから」ということです。
しかし、重要な点はそこではないと私は考えています。
24時間ジムの最大売りは「いつでもどこでもすぐに行ける・利用できる」というものです。料金の安さはもちろんなのですが、
自宅の近くにある+職場の近くにもある などというように利用者の生活範囲の中でできるだけ行ける距離にあるお店の数が多い ということが重要です。
つまり店舗数が本当にたくさんあって
家のそばにある、会社の近くにもある、営業で外回りをするルート上にもある、
最寄駅の駅前にもある、乗り換えの駅前にもある などというようにそれこそコンビニと同じくらいの感覚で至る所にあるという状況にならないと、24時間ジムの最大の売りである「いつでもどこでもすぐに使える」という状態が提供できません。
とにかく店舗数を増やして増やして、利用者の生活に密着していくことが24時間ジムの存在価値を高める唯一の手段だからです。
ポイントはやはり価格です。月2980円くらいになれば一気に利用者が増えるだろうと思います。さて、どうなっていくんでしょうか・・・・。