携帯電話で見るテレビであるワンセグがNHKの受信料の徴収対象ではないという判決が先日出ましたが、その直後に高市早苗大臣のNHK寄りの発言があり、NHKも控訴するということのようです。
ここから見えてくることは「とにかく電波受信料を徴収しよう」というNHKの意図です。なにがなんでも、ほんの少しでも、受信料を取りたいという気持ちの表れが、携帯電話のテレビというところからもお金を取ろうとする今回の大臣の発言とNHKの控訴から見て取ることができます。
こんな細かいところからお金を取ろうととするくらい、視聴率というものが下がってきている、または意志をもって「受信料を払わない!」としている人が増加してきてるのだと思います。
払わなくてもいいものだから払わないという人も多くいるでしょうし、「公共放送として視聴者の利益になる情報を提供する番組を作っていない」という人もいるでしょう。
NHK・民放問わず、テレビ番組自体が全体的に面白くなくなってきてるというのは素人の私でもわかります。単純につまらない。
10~20代の人たちの間ではテレビを見るよりスマホやPCで動画を見るという人の方が多いそうですし、「アベマTV」などのインターネット放送もどんどんチャンネルを増やしてきています。
携帯もスマホに変わってから、ワンセグ なんていう機能をほとんど使わなくなりました。(それなのそこからNHK受信料を取ろうとするねんて、どれだけセコイのか・・・)
このニュースを踏まえて感じたのは、テレビというものが自宅で見るものからフィットネスクラブで運動のついでに見るモノへと変わっていくのでないか?ということです。フィットネスクラブに置かれているトレッドミル(いわゆるランニングマシン)には、利用者のためにテレビが用意されています。
クラブ側が備え付けたものもありますし、メーカー側でつけてくれているものもあります。
ネットからのお借りした例ですがこんな感じですね
他にもエアロバイクという自転車のマシンにもテレビが付いています。
クラブ側が備え付けているテレビには当然受信料がかかっているでしょうけれど、すでにテレビがついているマシンというのはもしかしたら「ワンセグと同じ扱い」なのかもしれません。
テレビを見ながら歩いたり走ったりしても効果的な運動になってるわけがない、テレビ番組を見て楽しめる余裕がある程度の運動で、運動した気になってるとしたらそれは勘違いだ、というような本質的な問題はありますが、
テレビを見ながらだろうが、お笑い番組を見て笑える余裕があるくらいのぬる~い運動だろうが、「運動しないよりはずっとマシ」ですし「身体には良いことをしている」ということになります。
テレビというものは、多くの人が一つの画面を見ていた「街頭テレビ」に始まり、
「一家に一台」という家族単位で見るものになり、それから「家の各部屋に一台」という個人で見るものに変化してきました。
今のところ、その「一人に一台」という状態から特に大きな変化が、テレビには起きていない、またはスマホ・動画というものに人が移ってしまって変化が止まってしまった状態です。
ここから「テレビは運動しながら見るモノ」「スポークラブで走るついでに見るもの」という変化をしてくれることを、フィットネス業界人としては願うばかりです。