スポーツジムで働くトレーナーblog

フィットネスクラブでパーソナルトレーニングをしているトレーナーです。トレーニング関連の話、フィットネス業界の話、健康関連の情報・ニュースなどについて書いています。

自分の身は自分で守る

本日は午後から投資に関するセミナーを受講してきました。

 

トレーニングやフィットネスとは全く無関係とも言っていいものですが

参加しようと思ったのは、約2週間ほど前の日経新聞にでかでかと出ていた広告でそのセミナーで岸博幸氏が講演をするということが載っていたからです。

 

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この顔はメディアでよく見ますよね。このセミナーはなんと無料です。無料で日本の官僚、政府の国策に関わる人の話が聞ける機会というのはめったにないことと思い参加しました。

撮影と録画は禁止のため、会場で配られたパンフレットの写真ですが、この写真のように、きっちり顎が鋭くしゃくれている方でした。(本人も自分でそれをネタにしていましたが)

「燃えない闘魂」とでもあだ名を付けたくなるアゴの角度です。

 

色々なところで講演をしてるだけに話は非常にわかりやすく、投資の手法がどうこうよりもその話し方や説明力は、そっくりそのままものまねして自分のものにしようと思いました。

 

講演内容のポイントは「自分の身は自分で守る」というものです。

厳しく言えば「自分で考えてスキルアップをしたり何か行動をしない人には厳しい今後の日本経済だ」ということでした。

日本の借金、増え続ける社会保障費と財政再建については様々な議論がありますが、岸氏ように人の何倍も勉強して官僚として生きてきた人の立ち場からの視点で考えると、「貧富の格差」などを訴える低所得者層の人々は「自分で何も考えず、何も動かないでいるくせに権利だけはしっかり主張する人々」のように見えるのだろうと感じました。

 

フィットネスやトレーニングを実践している私の立場に当てはめて考えると、やはり健康管理です。

「自分の健康は自分で良好な状態をキープしてください」という言葉になるでしょう。

 

「将来もし病気になったら、ケガをしたら」という不安のために貯蓄をしておこうという人は多いと思いますし、その不安を煽るような記事などをメディアで目にします。

「将来、病気になった時のことも考えると1億円は必要だ!」などと大げさに書きてていることもありすよね?

私はこの考え方には賛同できないのです。

 

不慮の事故に合う確率もゼロではないですが、歩きスマホをしないとか、車道側は歩かないとか、列の先頭で電車を待たないなどという方法でいくらでもその可能性を低く出来ます。

つまり「自分でどうにかできる」「自分の身を自分で守れる」ということです。

 

健康についても同様です。

「将来、病気になるかもしれない」と不安に感じるなら、タバコとお酒を控えめにする(出来ればやめる)、適度な運動をする、タンパク質とビタミンを積極的に摂取する、という三工程を実践するべきです。

それだけで重大な病気にかかるリスクをぐっと減らすことができます。

貯金するより運動習慣をつけて生活習慣をほんの少しだけ変えるだけでいいんです。トレーナーもたくさんいますから色々なアドバスも受けられます。

 

どうしてもなってしまう病気というのも確かにありますし、それは仕方がないにしても、生活習慣からくる様々な症状、まさに生活習慣病は「生活習慣を変えれば」予防と改善が可能です。

年齢を重ねるごとに出てくる身体的な不都合さの多くは筋肉量の低下と筋力の低下が主な原因ですから、筋トレをしておけば十分に対処可能です。

私のパーソナルトレーニングでは60代後半の女性でも30kgのバーベルを担いだスクワットをしてもらっています。

 

ものすごく特別なことをする必要はなく、基本的なことをすれば十分に「自分の健康は自分で守る」ことが可能です。以下に箇条書きにしますので参考にしてください。

・タバコを吸わない(控えめにする)

・お酒を飲まない(控えめにする)

・筋トレを最低週1回行う(基本的なもの、扱う重量もそれほど重くなくてもOK)

・約30分の有酸素運動を行う(ウォーキングで十分、最低でも週2回)

(つまりフィットネスクラブを週2回利用すればよいということ)

・タンパク質を積極的に摂取する(プロテインを嫌がらない)

・ビタミンBとCを積極的に摂取する(値段の安いもので十分)

 

「自分の身は自分で守るため」の投資というセミナーでしたが、同じ手法で「自分の健康は自分で守る」、守ることが十分にできると再確認したセミナーでした。