スポーツジムで働くトレーナーblog

フィットネスクラブでパーソナルトレーニングをしているトレーナーです。トレーニング関連の話、フィットネス業界の話、健康関連の情報・ニュースなどについて書いています。

フィットネス業界に蔓延するねずみ講から抜け出しましょう。その3

前回、前々回の内容を続けます。

書く内容は前回、前々回の内容を基にしています。

詳しくは2日分記事をさかのぼってご覧ください

 

パーソナルトレーニングのため、パーソナルトレーナーになるために、

・資格取得で料金発生

・協会に強制入会で年会費徴収

・資格の更新制度とそれに関連するセミナー強制参加によるセミナー料金の徴収

という誰がどう見ても資格を発行する本部が儲かるようになっている、

いわゆるねずみ講という仕組みが組み込まれたフィットネス業界です。

 

しかし、そんなことを言っても、ねずみ講ではないという言い方もできますし、実際にそう感じていないトレーナーも多いでしょう。

その要因は2種類に分かれます。

 

1つ目は、ただの無関心で何も考えていない頭空っぽの人

2つ目は、パーソナルトレーニングというものが仕事として機能している、いわゆる稼げている人です。

自分のやっていることが「仕事」として社会的に認められるかどうかはずばり、十分な額の金を稼いでいるかどうかです。

 

動画をネットに投稿してほんの少ししか利益が出ていなければその人は「何でもないただの人」ですが、人気を集めてかなりの売上を出している人は「YouTuber」という職業に就いていると表現できます。

 

個人的な印象ですが、2つ目の、「稼げているトレーナー」であったとしても、フィットネス業界の搾取体質に納得が出来ず、ねずみ講という印象を持っている人は多いと思います。

 

ねずみ講だと感じてしまう理由は、

クラブ側に売る気が無いということ、そして強制的に年会費やセミナー費を徴収する協会が何もしてくれないという2点が主です。

 

まずはクラブ側です。

お客様一人一人に合った運動を指導できる最も優れたサービスであるパーソナルトレーニングにも関わらず、その重要性を理解しているフロントスタッフがほとんどいません。教育が出来ていないし、理解してもらうための機会を作ろうともしません。

施設の管理者、責任者クラスでも同様です。

健康産業に携わる身でありながら自らがトレーニングをせず、一日中パソコン画面を見て数字ばかり眺めています。

ですから、大した宣伝もせず、無料体験チケットを渡すとか、入会手続きの中でマニュアル的行うサービス内容の説明で補足的にパーソナルトレーニングというものを説明するくらいです。

 

私のところに来てくださったお客様でも「トレーナーがメニューを作るから」とフロントで説明されてきたという勘違いをされている方が非常に多かったです。

 

続いて協会側です。

本当に、本当に、何にもしてくれません。

こんな書き方をすると「7つの習慣」で言う「依存状態」にいる甘えん坊のようにきこえるでしょうが、「自分の力で頑張れや!」というのならわざわざ「トレーナー協会」というものを作らなくてもいいし、資格制度も要らないはず。

一人の力では微力なのでみんなで力を合わせようというのが「協会」の原点ですが、それが出来ていないわけです。

 

宣伝ツールを作りました!と言ってトレーナーの元へやクラブへ送られてくるのはお世辞にも集客力があるとは言えないチラシやポスターです。

送られてくるだけまだましな方で、

フィットネスクラブ内のパーソナルトレーニングの宣言媒体はほとんどは各クラブの社員スタッフがつくる学芸会レベル、子供新聞レベルの「掲示物」です。

 

トレーナーの顔写真と持っている資格の名前

何曜日に活動しているかのタイムスケジュール

という「まるで履歴書?」と思ってしまうようなわけのわからないプロフィール表が、パーソナルトレーナーの宣言ツールなのです。

こんなもので問い合わせなんて来るわけがない。

 

その癖、トレーナー側は毎年の更新料とセミナー代金を払わされるわけですから、「本部は何もしないクセに金だけはとる」という心理に自然となってしまうのです。

 

まだこの話を明日以降に続けます。

 

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