スポーツジムで働くトレーナーblog

フィットネスクラブでパーソナルトレーニングをしているトレーナーです。トレーニング関連の話、フィットネス業界の話、健康関連の情報・ニュースなどについて書いています。

パーソナルトレーニングではなく友達(知り合い)にトレーニングを教えているだけ、という設定

フィットネスクラブで働いていることから、他社の施設、他社の設備というものがとても気になります。(気にならないという社員もごまんといます)

自分の通勤経路や職場周辺に新しくフィットネス関連の施設ができるとすぐにわかりますし、講習会に参加するために普段いかない地域に行った場合、そこにある運動施設や公共のジムなどを見かけるとどうでしても中を見たくなります。

そういったこともあり、都内にある多くの公共施設としてのジム(トレーニング室)はかなり多く足を運び、かなりの高頻度で今でも利用しています。

 

そういった施設で頻繁にというほどでもないのですが、パーソナルトレーナーが自身の顧客を連れ込んで指導している場面を見かけることがあります。

公共施設の大半はフリーのパーソナルトレーナーによるパーソナルトレーニング活動とそのための営業活動を禁止しています。「PT活動をしたいなら一定の登録料を支払って許可を得るよう」にというルールを設けているところもありますね。

 

そんなルールに負けないように、フリーのパーソナルトレーナー達も必死に知恵を絞り、策を講じています。

最近顕著に見らるようになったのが

「友人や知り合いと一緒にトレーニングに来ました」という設定作りです。

これは非常に見事です!

うまくやりやがったな~と思いましたね。

(なぜそんなことをするのか、そうしなくてならないのか、ということに関しては明日、掘り下げて書いていきます)

 

パーソナルトレーニングとは言え、その実体ははレジスタンストレーニング(筋トレ)の指導をすることがほとんどです。トレーナーでなくても筋トレ好きで身体を鍛えている人が友達をジムに誘って筋トレのやり方を教えてあげたとしたら、それはパーソナルトレーニングと呼んで差し支えないでしょう。

トレーナー同士で一緒にトレーニングをすることもしょっちゅうありますが、それもパーソナルトレーニングだと言えばそうなります。

この「線引きの難しさ」を巧妙に捉えたのが「友達に教えてるだけです設定」です。

 

トレーナーは本当に苦労します。大変だろうな~と本当に思います。

何しろ「指導している感じ」を少しでも出したらスタッフに注意され、顔を覚えられれば出入り禁止にされかねませんからね。

 

ですから公共の施設で指導をするトレーナーは「指導者ではありませんよ感」の演出、または「トレーナーっぽい印象を消すこと」に必死です。

指導する時とは別のウェアを着る。

メモやトレーニングカルテの類を持たないよにする。

お客様なのに「友達に話すような言葉」で話す。

など、様々な小技を駆使して涙ぐましい努力をしています。

 

その中でも、「指導している感」をごまかすための演出として

フリートレーナーが最も多く使う手段が「自分も適当に筋トレをする」

というものです。

 

・交代交代でマシンを使う。

・お客様がスクワットをしたらその後に自分もスクワットをやる。

など、自分も同じ動作をする。

 

・お客様がインタバールを取っている間にトレーナー

が無関係のトレーニングをやる。

例えば、お客様がダンベルでランジを1セットやり、そのインターバル時に自分はショルダープレスをやるなどがこれにあたります。

という2パターンがその主な種類です。

 

しかしどれだけごまかそうとしても無理というのが現実で、パーソナル指導をしているのははた目から見てバレバレです。

ですから、なるべく事を荒立てず穏便に済まそうとい思いで

「あなたはお客様を連れ込んでパーソナル指導していますよね?ウチではお断りですよ」というメッセージを視線で送ってくる現場スタッフとの心理戦を行わなければなりません。

 

フリーでお客様を公共施設にお連れして指導するのはさぞかし大変だろうなあと思います。

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