スポーツジムで働くトレーナーblog

フィットネスクラブでパーソナルトレーニングをしているトレーナーです。トレーニング関連の話、フィットネス業界の話、健康関連の情報・ニュースなどについて書いています。

疲れのもとを消していこう!

昨日に続いて、疲れのもとを絶つ具体的な方法について書いていきます。

 

スマホと「動く車両」による目の疲れ~頭頚部の疲れ

移動姿勢やPC作業姿勢からくる身体の疲れ

2つの要素をいかに消していくかということです。

 

まずは、目ですが、これはシンプルです。

スマホを見ないこと、特に電車やタクシーを利用する場合などの「動く車両」の中では見ないようにすることです。

そしてそれだけではなく目を閉じることも重要です。

移動する車両に乗ることによって動くものを見続けることによる目の疲労は思いのほか大きいです。

自分で車を運転していてもそれだけで疲れますよね。

 

電車や自動車(自分が運転しない場合)に乗ったらスマホはノータッチ!

そしてすぐに目をつぶって目的地の駅に着くまでまぶたを開かないようにしましょう。

 

次に姿勢です。

デスクに座っていることによる疲労は仕方ないのですが、通勤時の移動姿勢、つまり「片手にカバンを持って歩くこと」による疲労の蓄積に気をつけましょう。

具体的に言えば、カバンを持たないこと、つまりリュックサック型のバッグを使いましょう。

たすき掛けの斜め掛けカバンは結局は手持ちカバンと同じなのでやめたほうがいいと思います。

 

最近では営業のサラリーマン向けにビジネスシーンでも対応可能なリュックサック型のバッグも出回ってきており、通勤時にはリュックを背負った人の姿も増えてきています。

クールビズが浸透したようにリュックビズもぜひとも浸透してほしいものです。

効率や生産性という今後の日本のテーマからもリュックサック型のバッグを使うことによる疲労の軽減は多く人が必要をしているもののはずです。

 

ビジネス用のバッグはリュックサック型

移動している車両の中では目を閉じる

外を歩くとき(車・自転車・バイク含む)はサングラスの着用

 

サングラスを抜きにして上記の2つでいいからやってみて下さい。

 

本当に驚くほど、疲労感が少ないものになります。

疲れのもとを考えよう!

社会派ブロガーのちきりんさんの著書を最近読んでいるせいで記事タイトルもそれに似たものになってしまいました。

 

それにしても今日の地上波テレビは民放各社が朝から日馬富士のニュースです。

フィットネスクラブ内には(ランニングマシンに埋め込まれている)テレビが設置されているのですが、もうずーーーっと日馬富士でした。

 

さて、前回のサングラスに関連した疲れの元に関する内容の記事を書いていきます。

自分でも最近実感したという恥ずかしさはありますが、サングラスの着用で気づいたてんから日常の中でのあらゆる「疲れのもとになる要素」というものがわかってきたと感じています。

肉体労働ならまだしもホワイトカラーの人たちが日常で「疲れる」ということはよく考えればありえないことです。

激しく体を動かすわけでもない、筋力も使わない、一日中座っていることも多い、食事は定時に取ることができるなど、

いわゆるサラリーマンが仕事で疲れるということは考えにくいはずです。

 

では、どこに疲れの要素があるのかと考えていくと、頭部と肉体の疲れの二つにまずは分類ができます。

このうち肉体の疲れというのは「姿勢の保持」から来ているものだということは簡単に推測できます。外回りで歩き回っているといってもスポーツの練習ほどではないはずですからね。

椅子に座っている時の姿勢や歩いている時の姿勢などが疲れのもとになるはずですが、ここからくる疲れというのは実は少ないだろうと私は感じています。

 

最も大きな疲れのもとはやはり「目の疲れ」そしてそこからくる頭部と首の疲れだと言えるでしょう。ポイントはスマホです。

前回も書きましたが、電車や車など動く車両で移動をすると目が周囲の情報を処理し続けます。そこにスマホ画面をみて、それもSNSなどのサイトをスクロールさせてることで動いているものの中で動いているものを見るという二重の作業を目が行い続けることになります。

これによって相当な疲労が蓄積されだろうと考えられます。

(液晶画面が放つ強烈な光も同様)

 

そしてそこに姿勢の疲れが加わります。

姿勢と言ってもデスクに座っている時の姿勢の悪さではありません。

移動時です。

カバンを片手に持って歩く(通勤する)ことによる姿勢です。

たくさんの書類やPC等をカバンに入れて、それをどちらかの手に持って、あるいは肩にかけて歩くとなると、体は自然とカバンを持っていない側に向かって重心を傾けます。

まっすぐな姿勢をキープするために自然と左右のどちらかに力を入れ続けることになります。

これが意外にもかなりの疲れのもとになっていると考えられます。

 

カバンを手に持って、あるいは肩にかけて駅まで歩き、電車を待っている時からスマホを見続け、会社に着いたらPCをつける。

これによって朝の通勤時に大量の疲労要素が生まれています。

 

ですから、それらの要素をひとつひとつ消していけば、「椅子に座っている」という程度の軽い疲労だけで、無駄な疲労感を感じずに済みます。

具体的にどうするかは、明日に続けます。

サングラスで疲れない!

現在読んでいる本の中で、日本のサラリーマンこそビジネスシーンでサングラスの着用をするべきであるという主張をしている人がおり、非常に興味深い内容でした。(本自体は浅い内容なのですが)

 

見た目の若々しさに関連する目力や目の下の皮膚のたるみ、白目の綺麗さなどを保つためには紫外線の影響をできるだけ避けるほうが良いとのことです。

日に当たる、日光を感じるという行為も健康の維持のためには非常に重要な要素です。

 

日光に当たることのメリットとしては有名なところで

・体内時計のリセットができて夜、きちんを眠気を感じるようになり適切な時間に眠りにつけるようになる。

・ビタミンDが合成されカルシウムと結合して骨が強くなる

といった点が挙げられます。

 

私は本に影響されやすいというか、新しく知った情報やメソッドというものを実践してみたくなるたちなので早速サングラスをやってみましたが、

感想を先に言うと「これは良い!」の一言です!

疲れの予防、特に目の疲れから派生する首~肩にかけての疲れや、「寝ているのに取れない疲れ」に該当する疲れに対して効果てきめんでした。

(個人の感想です)

 

PCやスマホタブレットなどの液晶端末が放つブルーライトの影響はすでに知っている人も多いかと思いますし、それに対応した眼鏡も非常に多く販売されています。良質な睡眠のためには寝る1時間前にはPCやスマホの操作をしないほうが良いと言われています。

 

それに加えてサングラスを日常生活で、それも特に夏場でもないこのタイミングで使ってみてわかったことは、光の量の多さです。地方に住んでいる方ならわかりませんが、都内にいると改めて強烈な光の中で都民は生活しているかがわかりました。

コンビニや遅くまで営業している飲食店や繁華街のネオン、電車の社内の明るさなどは改めて見直してみるとやはり強烈な明るさです。

特に多くの人が帰宅のために利用する遅い時間を走る電車の明るさは、多くのサラリーマンの体内時計を狂わせ、生産性を下げる一因を担っているのだと理解しました。(個人の感想です)

その社内で、スマホをいじりながら22~23時台の電車で帰るわけですから両綱眠りが得られるわけないですね。

 

ですが、最も効果を実感し、これだ!という印象を持てたのは、移動による目の情報処理というものが疲れの原因になっているということです。

電車でも自動車でもそうですが、自分の体が移動している状況では、自分で考える以上に目が視界から入る情報を処理しています。(個人の感想です)

それによる細かな眼球運動や瞳孔の動きから「何とも言えない独特の疲れ」が発生してるというのを実感しました。

 

また、室内や社内での着用も有効です。

サングラスはアイマスクとしての機能も果たします。

 

良質な睡眠のためには目を休ませる必要があり、そのために部屋を真っ暗にするほうが良いと言われています。緊急時のことを考えて、または幼少期からの生活パターンとしてどうしても常夜灯くらいはつけていないと眠れないという人も多いかもしれませんが、そういう方はぜひアイマスクを使いましょう。

 

同じ原理として、バスや電車(在来線は恥ずかしですが)での移動時に季節や日差しの強さに関係なくサングラスをしてみると、座っていることによる姿勢からの疲れは感じるものの、脳の疲れや独特のだるさというものは驚くほど軽減されることを実感しました。

飛行機の機内でもこれからはアイマスク代わりにサングラスの着用を試してみようと思っています。

 

長距離バスや新幹線、飛行機での移動が多い方や通勤のために長い距離を電車や車で移動するという方はぜひサングラスの着用をお試しください。

身体の疲れは感じますが、頭の疲れはかなり軽減されるはずです。

なぜ自分のジムを開業したがるのか 理由その2

フィットネスクラブの売れっ子パーソナルトレーナー

生活していくには十分な金額のお金を稼げているにもかかわらず

なぜ、自分のジムを開業したいと考えるのでしょうか?

 

収入を増やしたいから、

目立って注目されたいからという下心があるのは当然だと言えますが

 

フィットネスクラブの従業員(正社員)というのが無能で頼りないという点も非常に大きいのです。「こんな程度だったら自分でやったほうがいいじゃないか」、「こんな程度のビジネスセンスしかない人達の集まってるところはヤバいな」などという危機感を感じながら活動しているトレーナーは多いでしょう。

(そう感じながらも流されちゃってるとか、有頂天になってる者も多いですけれど)

「今でしょ」の林先生も新卒で入社した銀行をすぐに辞めているそうです。理由は「中で働く社員たちが浮かれていたから」だそうです。

 

残念ながら、多くのフィットネスクラブも似たようなもの、なのです。

 

商売やビジネスに関する簡単な本を読む程度で見につく知識(ランチェスター戦略など)もフィットネス業界の社員にはありません。

パーソナルトレーニングという商品に目を向ければそれが一目瞭然です。

 

どこのクラブでもパーソナルトレーニングはもはや当たり前のように行われていますが、館内に掲示されている宣伝媒体は完全にトレーナの履歴書です。

・トレーナーの顔写真

・持っている資格

・予約可能な日時

・トレーナーの得意分野

などがラミネートされて地味なところにポツンを貼ってあります。

何をどう考えてもそんなもので集客ができるわけがありません。

 

キャンペーンにしても同様です。

・初めてご利用の方はパーソナルトレーニング半額!

・今月は〇〇トレーナーのレッスン無料体験できます!

などという宣伝文句でトレーナーの顔写真を載せたPOPを作って貼りだす程度です。

 

つまり、フィットネス業界の従業員が行っている販売方法や集客方法というのは

「ただ今の時間、ごはん大盛り無料でやっております!」と店の前で闇雲に声を張り上げ続ける程度のものなのです。

ターゲットを絞らず、

どんな食べ物を販売しているかの説明もせず、

お客さんにとってどんなメリットがあるのかも示さず、

ただただ「大盛り無料」と叫ばれてもその店に入ろうと思えるわけがありません。

 

大事なことはパーソナルトレーニングというものが利用者にとってどんなメリットがあるのかということを伝えることなのに、

トレーナーの顔写真と

持っている資格と

得意分野だけ出して、「無料体験中!」 で人が集まるわけがない。

それでも大型のクラブになれば数千人単位で人は集まってきますので、下手な鉄砲でもある程度は当たってしまうのです。

 

しかし、冷静に考えればそんな状態は危険極まりないに決まっています。

 

何も考えないまま時間だけが経過してしまうことほど恐ろしいものは無いですね。

敏感なパーソナルトレーナーたちは業界人の無能さに危機感を感じています。

 

ですから、自分のジムを持ちたくなるのです。

銀行のようにある日突然ジムがなくなるとか吸収合併されてしまう日が来るんじゃないか、と思えてしまうので。

なぜ自分のジムを開業したがるのか 理由その1

フィットネスクラブ等で人気が出たパーソナルトレーナーが自分のジムを開業することについて昨日は触れましたが、ではなぜリスクを取ってまでそんなことをするのでしょうか?

単純に考えれば、フィットネスクラブ内でパーソナルトレーニングをしている方が、ずっと安全です。

 

自己資金が減ることは無い

借金をする必要も無い

テナント料や家賃も払う必要が無い

トレーニング器具やマシンのメンテナンスの必要もない

お風呂&シャワーも設置しなくてよい

入会キャンペーンで毎月クラブ側が集客をしてくれる

 

などなど、フィットネスクラブの中でパーソナルトレーニングをすることにはたくさんのメリットがあります。

 

それらのメリットを踏まえたうえでもなぜ開業をしたいのか?

 

理由はズバリ、そのほうが儲かるから!と言うことです。

(非常にレアケースですが、ビジネス力がある、またはセールス方法などの勉強をしているという人からすれば、フィットネス業界人のものを売る能力の無さ、無能さから、自分が思った通りの集客ができないもどかしさを感じて、それなら自分でやるという人もいるでしょう)

 

自分の使いたい器具を導入することができるとか、

他の利用者がいないので自由に器具を使うことができる、

またはトレーナーが自身のアイディアや考え方を利用者へ伝えやすい、セミナーなどが開催しやすいといった様々なメリットがあることは確かですが、一番のメリットはズバリ、稼げる金額が増えるという点にあります。

 

当然ですが、クラブ内でパーソナルトレーニングを行えば、施設側が中間マージンとしてトレーナーの売り上げから2~3割を徴収します。

交通費等は売上金額に含まれる形態なので、別途支給されることはありません。

この形態はフィットネス業界に限らず、派遣労働や契約社員という形で人を雇っている多くの企業では一般的になっているようです。

 

お客様が支払う料金は消費税込みですが、トレーナーがそこから受け取る報酬は内税扱い、つまり「税抜きの価格だけどその金額は消費税を含んでいます」という非常にこすっからい条件になっています。

 

つまり、フィットネスクラブの中でいかに高い売り上げを上げたとしても、そのトレーナーが受け取る金額はお客様たちが考えているほど高額は無いのです。

 

60分 6,000円~10,000円+税

 

というのが現在の一般的なパーソナルトレーニング料金ですが、その10割が消費税込みの値段でトレーナーのもとへ入れば、収入は一気に増えます。

 

これが、開業をしたがる理由その1です。

自分のパーソナルトレーニングジムを開業するということ

ここ数年はパーソナルトレーニングという言葉が一気に定着し、言葉だけでその意味が伝わるようになりました。(この現象に最も貢献したのはライザップです)

 

それと同時にここ数年でパーソナルトレーニングジムを店舗として自分で開業をするパーソナルトレーナーたちも非常に多く出現してきています。

自分のジムをやるということはトレーナーにとってはまさに夢だと言えるでしょう。と同時に「やったところでうまくいくだろうか?」という不安から一歩を踏み出せないでいる人も多いかと思います。

 

確かに、ジムの開業だけであればそれ自体は決して難しいことではありません。保育士は誰でもできるものだとは思いませんが、開業は誰にでもできます。

すべては金の問題であり、金さえあればできることだからです。

手段の良し悪しを抜きに考えれば、どうにかこうにかお金を集めてテナントを契約し、トレーニング器具を入れればもうマイジムの完成です。

 

問題はやはり経営です。一定の利益を出していくということ=継続的な集客がいかにできるか、という点がやはりネックです。

多くのトレーナーがジムの経営、生命線である集客手段を何によって行っているかというと、「自身の人気」に頼っていることが大半です。

 

スポーツクラブorフィットネスクラブでパーソナルトレーナーとして活動し、人気が出て高い売り上げを継続的に持続しているトレーナーが開業をするという流れが一般的ですが、大半のジムはそうした人気トレーナーが自身の顧客を引き連れて外へ出ていく形式で開業をします。

すでに顧客を抱えて独立するというのは、ビジネスにおいては何の問題もなく、知名度というものは選挙でも同様に、物事の成功には重要な要素です。

知名度を上げるためにボディビルやベストボディ系のコンテストに出ているという人も多いでしょう。

 

しかし、それは開業時に良いスタートが切れるということであって、長期的な集客ができるかどうかということとは別の問題です。

 

スポーツクラブ所属時代には「自分の力」によってお客さんを捕まえていたと思っていても、実はクラブ側が高額な広告宣伝費をかけて施設まで人を呼び寄せてくれた力は大きいのです。

最近では新規の入会者に対して初回からパーソナルトレーニングを受けて体験をさせるサービスも定着してきているため、なんとなくやっていればどんなトレーナーでも自然と固定客が付いてくるという状態ができています。

お客さんを捕まえてリピーターになっていただくための個人の力の大きさも重要ですが、結局は会社の力の大きさには敵わないと言えます。

 

オープン当初はおしゃれでかっこいいウェブサイトだったのに2~3年後には経営はできているものの、明らかに安っぽいサイトになっているとか

そのジムに所属するトレーナーの顔ぶれがしょっちゅう変わるとか

ジムの代表と務めるトレーナーが自身のジムにほとんどおらず、外貨獲得のためにセミナー講師としてのドサ周りに余念がなかったり、などということがほとんどのパーソナルトレーニングジムで見て取れる光景です。

 

開業するのは基本的には良いことなのですが、見方を変えれば「それしか道が残されていない」という側面もあるということです。

 

道が開けたようで、実は袋小路に追い詰められているだけなのかもしれません。

困ったときに頼りになる人の特徴とは

ここ数回、フィットネスというものとは異なるテーマで文章を書いていますが、メンタルヘルスという意味でとらえてください。

 

自分の体験から、精神的に苦しい状態になったときにどんな人に助けを求めればいいか、について書いていきます。

大したことはないのですが参考にしていただければ幸いです。

結論を書いてしまえば、前回記事のタイトルのような「何度も話を聞いてくれる人」というのが頼りになる人なわけですが、すこし掘り下げていきます。

 

残念な話ですが、精神的に辛い状態やうつ状態になった時に頼りになる人というのは、そうそういるもんじゃない、というのが現実です。

まず、現在の50~60代の男性、いわゆる「会社の上司」とか「偉い人」にあたる年代の人々がそもそも頼りになりません。

そして我々(筆者は30代の男ですが)の親世代も同様です。

親に相談しても何の解決にもなりません。

 

年間の自殺者が約3万人。

精神科や心療内科の受診者数が右肩上がり。

細木数子のようなインチキ悪徳占い師がスターになってしまうようなことが起きる。

よりそいホットラインのような電話相談のサービスは常に電話回線がパンパン、などという現象が続いているのは、皆さん(我々)の身近に頼りになる人がいないということの表れです。

 

では、そんな人たちの中から数少ない「頼りになる人」の特徴とは何か?

それは「話を膨らませられる人」です。

色々なことに興味を持って行動している人や自分の頭で自分の人生を考えて生きている人というのは間違いなく話題が豊富です。

一つ話を振るとそこを皮切りにいろいろと話を展開してくれます。

 

そのように、自分が生き残っていくためにいろいろと試行錯誤をしている人ばかりがそばにいてほしいものですが、どの職場でも1名いれば良いほうだというのが現状でしょう。

いるとしてもそれはスポーツ選手とか大企業の創業者とか、そういった人たちになってしまいます。スポーツ選手も企業の創業者も0から1を生み出してそれを2,3へと増やしていく工夫をしなければ生き残っていけない環境下にいる(いた)人たちです。

そういった人たちの辛い経験や苦難をどう乗り越えたのかという具体的な工夫は、精神的な辛さを抱える人にとっては心の支えになったりします。

ですから、イチローや松井の本を読んだり、松下幸之助井深大の自伝などを読むほうが心理的に救われたと感じることが多いのです。

 

反対に何も考えていない人、というのはいつも「同じような話題」や「中身のない会話」をします。同じような背格好の仲間といつも組んで休憩時間にいつもと同じような会話をしてケタケタ笑っている、というような人いますよね?

そんな人ばかりかも知れません。

こういういう人たちはほぼ確実に頼りになりません。その人自身に中身が無いからです。

ポジティブシンキングとか明るく前向きというのは言葉の響きとしては美しいものですが、実際は中身が空っぽということが大半だと私は考えています。

 

根拠のないポジティブはバカに等しいと私は思っていますが、

日々何かを考えている人や中身がある人というのは根拠のないポジティブな言葉はめったに使いません。

常に具体的な発想があり、その上で「○○だから大丈夫」「○○だから××したほうがいいかも」などという考え方の提供をしてくれます。

 

話題が豊富かどうか。

一言に対して話を広げてくれるかどうか。

中身がある人かどうか。

 

身の回りにいる人をこの目線で見るようにしてみてください。

だれが頼りになる人か、わかります。