グーグルが公営住宅に住む人達用にその施設でのインターネット(Wi-Fi)を無料にするサービスを始めるそうです。
もはやインターネットも電気やガスといったライフラインになっていますからこの無料の仕組みがどんどん広がってほしいですし、フィットネスクラブだって基本料は無料にしてもいいと思います。
ネットが無料ということは、インターネットにつながるというプラットフォームが無料であって、そのプラットフォームを通じて何か物を買ったり、情報を得たりする場合には料金が発生するということです。
日本では何でもかんでも「基本料」という概念が根付いていますから、「インターネットにつながることができるためのお金」を毎月払わなければいけません。
パソコンやタブレットと別にポケットWi-Fiなんてものを持ち歩かないとダメなんてなんだか馬鹿らしいです。
この「プラットフォームを無料にする」という仕組みをフィットネスクラブにも応用させて、月会費という基本料は無料、一人で勝手に使う場合も無料、その施設でスタッフの指導を受ける場合、トレーナーをつけてトレーニングする場合、スタジオプログラムに参加する場合などには料金をお支払いいただく、というのが今後のフィットネス業界の事業形態になっていくのではないかと思います。
現に、フィットネスクラブの会費は今どんどん下がってきており、毎月の携帯電話の支払額よりも会費の方がはるかに安く済んでいる場合もあります。
フィットネスクラブの「スタッフ」も必要か?と言われると居なくても構わないとも考えられます。別にトレーニング指導のプロというわけではないし、現場での仕事の多くは何か重大事故が起こらないように現場を巡回することや
利用者同士のトラブルに対応するようにマナーに目を光らせるといった
事実上の「監視員」としての仕事です。
「お客様方はいい大人なんですから喧嘩は自分たちでやってくださいね」というスタンスで最小限のスタッフしか置かず、時間帯によっては無人状態になるジムというのも今店舗数を拡大してきています。
ますますトレーニング指導ができる人以外、必要とされなくなってくる
フィットネス業界の今後が考えられます。