すでに何度か似たようなテーマでブログを書いていますが、フィットネスクラブ・スポークラブに入会などしなくても、健康維持程度の運動なら自宅で十分可能です。ショップチャンネルなどでも自宅でできるトレーニング器具のCMをほぼ一日中流しています。
しかしどんな便利な自宅用トレーニンググッズを買っても、やらなければ意味はありません。効果もありません。ですから、どんなに運動が手軽で身近でも「やらない」ので「身体が変わらない人」が多いのです。ですから今、日本中の中高年(特に男性)がどんどん不健康に太ってきています。ここ数日は真冬に戻ったように寒さが強烈なのですが、厚手のコートを着込んで電車のシートに座ると、人数分ぴったりの数の人が座っているシートなのにとても窮屈に感じます。
話を戻して、なぜ自宅で運動することができないのか、というと「気持ちが切り替わらないから」だと言えます。これは運動に限ったことではありません。仕事もそうです。今の世の中、わざわざスーツに着替えて、満員電車で出勤しなくてもオフィスワークのほとんどは自宅でできるモノばかりなはずです。
ですが、自宅で仕事をする気になるかというと、多くの人がする気にはならないでしょう。
わざわざ着替えて、仕事をする場所まで行って という行為をすることで自然と気持ちが切り替わってきて「仕事をしよう」という気分になります。
運動もこれと全く同じ理屈なのです。
わざわざスポークラブまで行って、ロッカーで着替えて という行為が運動のために必要な「気持ちの切り替え」をしてくれるのです。
ここまででお分りでしょうか?
実は「着替える」という行為が非常に重要なのです。
スーツを着なくても仕事はできます。
ネクタイなんてそもそも意味があるのでしょうか?
私の働くフィットネス業界ではユニフォームというものがありますが、そんなものなくても運動指導はできます。
医者だって白衣を着ることが医者としての仕事に必要なことかというと別になくてもいいはずです。
着替え こそが気持ちの切り替えに重要です。女性だったら化粧も同様なのではないでしょうか。逆に言えば、着ているものを取り換えずに、気持ちだけ切り替える という方が実は難しいのです。
ですから自宅で運動するなら、あえて着替えてみましょう。
そうすればできる可能性は高まります。
ジムへ行く方がもっと気持ちが切り替わるのでお勧めですが・・・。