最近のフィジークブームやその他コンテストブームが
続いていることで現在は空前のパーソナルトレーナーブーム、
そして個人ジム開業ブームが続いているようです。
それに伴って、そこにまるで寄生虫のようにすり寄ってくる「自称支援者たち」もまるで雨後の筍のように現れてきています。
その代表格は以前からあるパーソナルトレーナー資格団体の
NETSAで、またこの夏も「同じような顔ぶれの人が、同じような内容のセミナー開催して、何も知らないヒヨコたちからお金を巻き上げてく」サマーセッションが開かれるようです。
その他、よくわからない会社が
「パーソナルトレーニングジムの集客サポート」として、
稼げないトレーナー、または稼げないジムをターゲットにコンサルタントをして、「これならいけるかも?」と夢を見させてお金を搾り取っていく構図が見え始めました。
実は今起こっているこの流れ、つまり
「パーソナルトレーナーの養成と活動のサポート」がそのままビジネスになり、まるで情報弱者からお金を吸い取るようなせこい商売で生計を立てるというやり方を最初に始めたのは何を隠そう、大手のフィットネスクラブ各社です。
ネット検索をすればすぐにヒットするフィットネスクラブ大手3社~4社では、以前からパーソナルトレーナー養成コースというものを立ち上げて、かっこいい仕事だと憧れる人や、キャリアに行き詰まってきたスタジオインストラクターを相手に、有料で(結構な金額で)セミナーを開催して、使えもしない資格、をどんどん発行して、現場で使う機会もない知識を学ばせて、資格維持費を徴収し続けていました。
今もこの状態は続いています。
フィットネスクラブの他にもいきなり個人でジムを開いてしまう人が現れる今となっては、そのビジネスモデル(という名のねずみ講)は縮小していく一方でしょうが、パーソナルトレーナーが溢れれば溢れるほど、食えないトレーナーが量産され、その食えないトレーナーの支援がビジネスになるという構図が今後しばらく続いていくことになると私は予想しています。
ウェブページのトップに
「女性が働きやすい会社大賞受賞!」などという言葉が
いきなり表示されるような、何をしているのかわからない会社でした。
どうやってトレーナーやパーソナルトレーニングジムの集客支援をするというのか、具体的な話を聞いてみたわけではないので判断はできませんが、
司会進行務めたその会社の代表者らしき人の印象からは、「なんだか怪しい」という気持ちしか浮かんできませんでした。
個人で身体を鍛えてコンテストに出ることが趣味!という程度の人であれば問題ありませんが、「筋トレなら自分にもできるし、稼げそう!」と勘違いしてパーソナルトレーナーを目指し、中途半端な資格なぞ取ってしまうと、そういった「支援者たち」の恰好のターゲットにされてしまうことになります。
特になかなか固定客を捕まえられないパーソナルトレーナーたちには十分注意をしてほしいものです。