6月から多くのフィットネスクラブが営業を再開し、約1か月となりました。
幸運にも私は何とか仕事をいただけている状態ですが、少なくとも私が働き場としているフィットネスクラブ及びフィットネス会社ではこれまでにない変化、まさにゲームチェンジが起こっています。
テレワークがもてはやされていますが、そんなのは勝ち組大企業にお勤めの方々の「ちょっとした変化」にしかすぎません。
おそらく飲食業界に続いて、または同レベルで新型コロナウイルスによる影響を”最も”受けた業界がフィットネスでしょう。
休業期間という一時的無職状態を経験し、6月からは再開したものの、「今までのもの」がそのまま元通りになったわけではありません。
私が契約している施設では、エアロビクスやヨガなどのスタジオプログラムが全て30分で統一されています。
感染拡大防止策ということで、45分や60分など時間が長いレッスンは行わないということですが、何をどうやっても窓もない密閉空間が「スタジオ」なので根本的には「スタジオプログラムは一切やらない」というのが「対策」であるはずです。
しかし、スタジオプログラムは施設にとっては一番の目玉商品ですから、どうにかこうにかして提供したいものなので、まさに苦肉の策で30分プログラムでやり始めたということろでしょう。
しかし、スタジオプログラムの担当者へ支払われる報酬(レッスンフィー)も当然ながら「30分分のフィー」になっているはずです。
一般的にスタジオプログラムとは60分を1本として計算し、
1本3,000円が相場ですから、30分のレッスンとなると単純計算で収入は今までの50%ということになります。
一般の方々や施設利用者の方々には見えない部分ですが、実はそんな「地殻変動」が起こっているのです。
トレーナーやインストラクターたちはコロナ前後の数か月で急にSNS投稿が多くなり、エクササイズ動画を撮ってアップしたり、ヘルシー料理を作る時やご自身がジョギングする様子をライブ中継で公開するなどして
オンラインでどうにかしようと必死ですが、「現場の実体的な仕事が手詰まりになってきたからオンラインへ移行する」と考えている時点で、既に遅れをとっていると言っても過言ではありません。
我々よりもはるか以前から、主に筋トレユーチューバーや、ボディビルやビキニコンテストのランカーたちが自身の写真やエクササイズ動画などを配信して、一定層のファンを獲得してしまっているからです。
今から、または今後オンラインパーソナルをやる
とか
オンラインレッスンをやる
などというのは
ヒカキンやその他人気チューバーたちがやる「商品レビュー」や「○○をやってみた」というものをやるようなもの。
今更プロテインレビューとか、ダイエット食品を買ってきて動画で解説してみてもヒカキンにかなうはずがありません。
今までの仕事が無くなって時間があるのでSNS投稿が増える
(本当は仕事が無くて大焦りなのに”充実してます!”と装う)
オンラインで何とかしようと、SNS投稿が増える
思いの他、フォロワーが増えずすぐにネット関係のアクションがお金に変わるわけではないのでSNS投稿がやっぱり減り始める ← 今ここ
という感じです。
さあ、この夏はどうなるか、夏以降はどうなるか。
様子を見ていきましょう!