フィットネスクラブで働くトレーナーblog

フィットネスクラブでパーソナルトレーニングをしているトレーナーです。トレーニング関連の話、フィットネス業界の話、健康関連の情報・ニュースなどについて書いています。

ダイエットに”方法”はありません(ダイエットに限らずなんでも)

トレーニングや身体不調に関する質問で

「どうしたらいいですか?」
「何をしたらいいですか?」
「どのくらいやればいいですか?」というような
ことを聞かれますが具体的に
「これさえやればいいです」というものは存在しましせん。
あえて言うなら「自分に合った運動をすればいいです」とか
「できることをやることです」などということになります。

 

こういうことを訊いてくる人というのは
高確率で「思考停止」しているか「情報弱者」なんだそうです。

または、なるべくお金も手間もかけずにポイントポイントを押さえて

一番効果的で効率の良いやり方をしようという下心に満ちた人です。

 

そういった人たちは例えば、”下半身の筋力をつけるなら「レッグプレス」か「スクワット」を
すればよい”と習うと、そこで考えるのをやめてしまいます。
この要領で
膝が痛いなら○○○をすればいい。
腰が痛いなら○をすればいい。というようにまるで
”あるひとつの困ったこと”には”こうすればいい”というものが
世の中には用意されていて、それを探すことができればいいのだ思っています。
こういう人が「儲かる方法」「治る方法」という言葉にひっかかって
お金を搾取されてしまいます。

ダイエットやトレーニングでも結局上手くいきません。

 

例にあげた筋力強化について正しく書くなら
「筋力強化には筋に機械的刺激を与えることが必要」で
その刺激には「3~5RM」「8~12RM」「15~20RM」などの一定の基準があり、
それらの刺激を下半身の筋肉に与える方法として「レッグプレス」や「スクワット」などがありますよ。となります。
短絡的に考える人はこういう考え方ができません。

 

なんどもこのブログでも指摘していますがスポーツを例に出すのが効果的です。
「腰が痛いんだけど」
「どんな運動を」
「どのくらい(何回くらい)」
「やればいいの?」
などと聞かれたら、
”「野球が上手くなりたいんだけど」”
”「なにをすればいいの?」”
”「何回くらい素振りをすればいいですか?」”
”「何球くらいボールを投げればいいの?」”
”なんて訊かれても答えられませんよね?それと同じですよ”ということです。

 

健康についてや、病気も同じです。

健康とは「状態」であって、山を登るような努力を積み重ねていった結果として手に入るものではありません。どれだけ過酷な運動をしても、自分の置かれた「状態」が不健康だったら(酒を毎日大量に飲む、タバコを毎日何本も吸う、砂糖たっぷりの飲み物を飲む、糖と脂肪たっぷりの食事をするなど)何をどうしようと不健康なままです。

 

病気も同じく「状態」です。多くの人が”病気になってから”「どうしよう?」「どの薬を飲むと効くんだろう?」と考えますが、そもそもそれ以前に「ならないように普段から気を付けよう」と考え、そのための行動をしておくべきなのです。

何か病気になってしまったら、今までまたは病気になるまでの数週間の

自分の生活を見直してみてください。

ちゃんと夜12時前には寝て、目覚ましで強制的に身体を起こさせるのではなく自然に目が覚めるくらいの十分な睡眠はとれていたでしょうか?

食事は外食・コンビニ食ばかりではなかったでしょうか?

酒を飲む機会・酒そのものの量が普段より多くはなかったでしょうか?

最低でも週1回は運動していますか?それも自分の感覚ではなく、ちゃんと指導者のアドバイスを受けたうえでの運動ですよね?

こういったことをまず振り返ります。

 

それでもなってしまう病気もあります。例えば「癌」です。

どうして癌になるのかという理由ははっきりしていないというのが現状です。ですから

「食事に気を付けて、定期的に運動して、睡眠をばっちりとって、ストレスをあまり感じない生活をして」というような、あらゆる病気にかかりにくい状態をつくることが、予防となりますし、なってしまった人にはそれが「治療方法」となります。


予めそういった健康的な生活をしていてもなぜか病気になるということもあります。そういった人はそれこそ「病気になってから」「どうしよう?」と悩み、頼れる医者を探すということができます。それこそが今まできちんと頑張ってきた人の権利だと言えます。

 

 

自律神経失調症で血圧が乱れ通院を続けている人がいましたが、
「昔は週5で飲みに行ってた」とか言いながら
「カップラーメン」を食べて
レッドブル」を飲んで 
休憩してるあなたの日常にそもそも問題があるんじゃないですか?
と言ってあげられなかったのは残念です。