大規模な自然災害やテロなどというものは「ある日突然起こるもの」です。
突然起こるというまでには当然ですがそれに至る過程というものがあります。中には予兆として、前触れのようがことが起きる場合もありますが、基本的にはそういった予兆や前兆というものは水面下に潜んでいて、多く場合、誰の目にも触れないものです。
つまり、目に見えない、わからない、ということです。
表面上は普段と変わらない毎日が続きますが、目に見えないところで細かな変化が起こり、ある日突然それが具体的な形となって姿を現します。
そして、残念ですが(と書きたくはないですが)その大きな変化が起こった後に、変化前の状態に戻ることはほとんどないと言っていいでしょう。
9,11のテロやリーマンショック、東日本大震災など、ある日突然起きた大きな出来事というのは、そのまま歴史の転換点になり、それ以前と同様の世の中に戻っていることはありません。
いい意味での変化の例はスマートフォンに代表される、まさに人々の生活習慣を変えるような商品の登場です。もはやスマホなし、タブレットなし、という状態に多くの人は戻れないでしょう。
前置きが長くなりましたが、体力や筋力、太ってきた痩せてきたなどの身体の状態の変化というもの、このような「突然の変化」として認識しやすいものです。しやすいと書きましたが、気づいていない状態の人も多いです。
代表的なものがいわゆる「四十肩」「五十肩」と呼ばれるものです。
とにかく肩が痛くて腕が挙げられない・動かせないという状態になるものです。これは本当につらいものなのですが、厄介なポイントはまさに「ある日突然発症する」ということです。
だんだん痛くなっていく、ということはまずありません。何の前触れもなく(実際には細かな要因が蓄積された結果ですが)いきなり、痛くなります。
目の関係の問題もそうです。視力の低下やカスミ目などの症状も気が付くと「ある日突然見えにくくなっている」ことが多いです。
老眼というのも「だんだんと」というよりは「いきなり」近くが見えにくくなるものです。
男性でしたら子供の頃に「声変り」というものを経験しているはずですが、それも「ある日突然」いつもの高さの声が出しにくくなってしまう経験をしているはずです。
身体の変化、筋肉や体脂肪の増減も同様です。体脂肪の場合は食べたものによって「太ったな」という感覚は得やすいものですが、人の目から見てもわかるくらいに「太る」という状態は、太りやすい食生活を続けているといきなり来ます。
人の身体には「今の状態をキープしよう」という機能があるため、暴飲暴食をしたとしてもそれほどすぐに太りだすわけではないですが、一定期間太りやすい食生活を続けると、まるで何かのリミッターを超えたかのようにバンバン脂肪がついてきます。
いきなり来る身体の変化、これにどう対応するのがいいのでしょうか?
明日に続けます。