スポーツジムで働くトレーナーblog

フィットネスクラブでパーソナルトレーニングをしているトレーナーです。トレーニング関連の話、フィットネス業界の話、健康関連の情報・ニュースなどについて書いています。

知事やマスコミが伝えるべきは感染防御策と「免疫力を上げる方法」だろう。

やっと新型コロナウイルスワクチンの実用化が目に見えてきたとたん、

日本でも明らかに第三波と言っていいほどの感染者数の激増ぶりです。

特に東京が凄まじいですね。

 

相変わらずテレビ報道では「本日の感染者数」ばかりが先行しています。もっと言えば、感染者数は各都道府県が発表するもの、私が住む東京でしたら都知事が記者会見で発表するものです。

確かに感染者数は事態が終息へ向けて動いているのか、あるいは深刻化しているのかの判断材料になるので把握しておくべき項目であることは確かです。

しかしながら、感染者数が増えていても減っていても政府関係者や各都道府県知事から一般庶民へ呼びかけられるのは

マスクの着用、手洗い・アルコール消毒の実施、そして

”飲食の時に気を付けるように!” 

”お酒を飲みながらの食事には特に気を付けるように!”

という、もはや多くの一般人が聞き飽きてしまった注意喚起で、むなしく響いているというのが現実ではないかと思います。

そして、それをそのまま報道するマスコミやメディア関係者・・・・。

よく経済アナリストや証券アナリストたちが株価の値動きについて、大手メディアが速報したニュースをそのままリツイートしていたりしますが、それなら発信元を直接フォローすれば済んでしまうだろと思わず言いたくなるような伝え方そのものになっています。

 

感染状況、感染防止策に加えて、知事や政府が

国民へ伝えるべきは、まさに今流行りの「自助」としてできることではないでしょうか。つまりウイルスに罹患しない、したとしても重症化せずに無症状でやり過ごせるほどの免疫力を高める行為や生活習慣についての奨励です。

 

例えばビタミンCはトレーニングやフィットネスに関わる者でなくても「風邪の予防や改善に有効」ということを何となく知っている人も多いでしょう。

筋トレをある程度やり込んでいる人なら「グルタミン」というアミノ酸が筋肉の分解だけでなく免疫力を向上させる作用があることを知っています。

また、十分なたんぱく質を摂取しておくことも体調管理には必須です。

 

また、免疫力の約70%は腸内にある腸内細菌によってまかなわれているわけですから、腸内細菌を増やす食べ物、つまり食物繊維が豊富な発酵食品を摂るようにすることなども非常に有効な「新型コロナウイルス感染防止自助策」になるわけです。

 

入浴や睡眠についても「何をどうすればより効果的なのか」ということがわかっていますから、この機会に広く健康知識を世に広めるべきです。

 

トレーナーたちはブログやYouTubeなどで既にこの手の情報発信を行っていますが、メディアに登場する医療関係者たちからはそういった発言がありません。

また、サプリメントメーカー各社や販売会社もこういった時ほど自社の製品がコロナ対策の一つとして役立つのだということを声高に叫ぶべきですが、どこかやっている企業はあるのでしょうか?

 

マスクを着用し、換気をし、会話は小声で控えめに、食事には気を付けて

この繰り返しを馬鹿の一つ覚えのように繰り返すだけしかできないのでしょうか?

 

ウイルス以前に「病気に罹らない身体とは?」

つまり

「免疫力を上げるには?」について

政府や知事、マスコミはもっと詳しく、そして何度も国民へアナウンスするべきだと思います。