またまたブログ更新が滞っていました・・・。
それだけフィットネス業界には書くことが無い=動きが無いということでもあるのですが、突出しているのは以前にも書いたチョコザップです。
正式名はひらがなで「ちょこざっぷ」または英語表記で「chocoZAP」だそうです。
業界内で今一番元気、といいますか業界内で唯一、活発に動いている企業です。
ちょこざっぷの存在が目立ち始めたのは2022年の10月~11月ころからだったと記憶していますが、そのあたりから1年もしない期間で
2023年8月現在、店舗数が880、会員数がなんと80万人とのことです。
もっとも、ちょこざっぷの場合は
「一つのお店に会員として所属する」ということではなく、専用アプリにクレジットカード登録する、いわゆる有料プランにすることですので「会員」というよりも「有料プラン登録者数」といった方が良いかもしれません。
(この”会員”という仕組みを時代に合わせて見事に変革させた点も特筆に値します)
さて、80万人という会員数は業界的には目を見張るものがあります。
自分を慰めるように「あれだけ店舗数一気に増やして、赤字がものすごいらしいですよ」なんて言っている無能フィットネス業界人が非常に多いですが、自分たちが所属する会社だって赤字でしょうし、目立った動きはできていないことは確かです。
フィットネス系情報サイトの「BEHIND THE FITNESS」によると業界的に大手と言われるコナミスポーツは2023年3月期で21億円の赤字、セントラルスポーツは約8億の黒字を出しましたが、ルネサンスは11億円の赤字を計上しています。
ちょこざっぷは素人目に見ても明らかなほど
大量のポスティングチラシ
街中での手配りチラシ
テレビCM
電車の車内広告
SNSなどインターネット広告
などを打っており、意図的に経費をかけていますが
対する大手は「大した広告も打っていない、目立った販促活動ができていない状態」で「赤字」か「微々たる利益」しか計上できていないわけです。
こうやって比較すれば
前者は今後を見据えた積極投資での赤字
後者は何もしていないまま会員数の減少と光熱費の高騰で赤字
というのは明らかで、赤字の中身が全然違うものであることは明白です。
さらに言えば
広告に多額の予算を充てられるだけの資金力がある(あるいは資金を調達できるアテがある)こともちょこざっぷの運営会社であるライザップの強みだと言えます。
一時期はM&Aを繰り返して東証一部上場が目の前という所まで行き、買収した各企業の業績が伸びずに「株で大損してしまった」わけですが、それでもここまでの動きができるのは同業他社では不可能です。
会員数も80万人のちょこざっぷに対して
コナミスポーツ:公表せず
セントラルスポーツ:約34万人
ルネサンス:約38万人 ※この記事を書いている段階でわかっている数字
ですからちょこざっぷの半分にも届いていません。
また、セントラルスポーツとルネサンスは子供のスイミングスクールやテニススクールなどのフィットネス以外の会員数も合わせての数字ですので、純粋にフィットネスを実践する人の数はもっと少ないものになるはずです。
完全にゲームチェンジが起こりました。
「1日5分の運動で大丈夫」のキャッチコピーや
「土足利用OK」「着替え無しでスーツのままでもできる」といった利便性を打ち出したことで、これまでフィットネス業界がどうやってもアプローチできなかった、「運動初心者」や「運動の必要性を感じながらも”ジムの雰囲気”が嫌で会員になりたくない」という人達の運動意欲を喚起できたのでしょう。
ちょこざっぷは「投資」の段階からそれを「回収する」という段階に入っていくはずです。「町中の至る所にちょこざっぷがある」というプラットフォームを利用してあらゆるサービスを付加していくことになると予想できます。
「そう来たか!」と思えるものがまた出てくるかも知れません。
Amazonで見つけたオモシロ商品をちょっと紹介します。
1個あたり糖質10g以下の低糖質クロワッサン
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バカにできなかったカップヌードルプロ(すみませんでした)
炭水化物35gもあるじゃないかと思ったら食物繊維20g+糖質15gでした。
ダイエット中のチートやプチご褒美食に便利。
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